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 今回使ってみたSIMフリーのスマートフォンは、中国・小米科技(Xiaomi、シャオミ)の「Redmi 12C」だ。6.71インチの大画面ディスプレーを搭載するエントリーモデルで、シャオミ公式のオンラインストアでの価格は、3GB(RAM)+64GB(ROM)モデルが1万9800円(税込み、以下同)、4GB+128GBモデルが2万3800円となっている。MVNOの「OCNモバイルONE」のオンラインショップでは、3GB+64GBモデルが新規・乗り換えの場合で一括1100円で販売されていたこともある。

中国・小米科技(Xiaomi、シャオミ)の「Redmi 12C」
中国・小米科技(Xiaomi、シャオミ)の「Redmi 12C」
(写真:村元 正剛)
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 通常価格でも1万円台、キャンペーンによっては1万円以下で購入できるRedmi 12Cは、メイン端末として利用できるような製品なのか。筆者はシャオミから借りた4GB+128GBモデルを使ってみた。

大画面は魅力だが、“少し前の4Gスマホ”という印象

 6.71インチの液晶ディスプレーを搭載している。最近のスマホとしてはベゼル(画面縁)が太めで、横幅は76.41mmもある。ただし、さほど厚くはなく、見た目の印象よりは軽く感じる。

ディスプレーの解像度はHD+(1650×720)。ウェブページの視認性は良好。目が疲れにくい「読書モード」にも切り替えられる
ディスプレーの解像度はHD+(1650×720)。ウェブページの視認性は良好。目が疲れにくい「読書モード」にも切り替えられる
(写真:村元 正剛)
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 右側面に音量ボタンと電源ボタンを搭載。左側面にSIMとmicroSDのスロットがある。2枚のnanoSIMに加えてmicroSDを装着できるトリプルスロットなので、デュアルSIMを使いつつ、ストレージを拡張できる。5Gには対応しておらず、4Gまでの対応だが、3大キャリアのプラチナバンドに対応し、楽天モバイルが使うBand 3にも対応しているので、国内のどの事業者のSIMでも使える。

厚さは8.77mm。右側面に音量ボタンと電源ボタンを搭載
厚さは8.77mm。右側面に音量ボタンと電源ボタンを搭載
(写真:村元 正剛)
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左側面のスロットには2枚のnanoSIMと最大1TBのmicroSDカードを装着できる
左側面のスロットには2枚のnanoSIMと最大1TBのmicroSDカードを装着できる
(写真:村元 正剛)
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 上部にイヤホンジャックがあるが、イヤホンは同こんされていない。下部にUSB接続口とスピーカー、マイクを備えている。注意しなければならないのが、USBが現在の主流のType-Cではなく、最近はスマホに採用されることが少なくなったMicro USB(Type-B)であることだ。充電アダプターとケーブルが同こんされているので不便はないのだが、すでにType-Cに慣れている人は、“時代遅れ” という印象は否めないだろう。

上部に3.5mm穴のイヤホンジャックを搭載
上部に3.5mm穴のイヤホンジャックを搭載
(写真:村元 正剛)
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USB接続口の形状は、新機種ではほとんど見かけなくなったMicro USB。内蔵スピーカーはモノラルだ
USB接続口の形状は、新機種ではほとんど見かけなくなったMicro USB。内蔵スピーカーはモノラルだ
(写真:村元 正剛)
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 背面パネルには、手触り感のある模様がデザインされている。指紋は付着しにくい。「滑りにくくてよい」と言う人もいれば、「安っぽい」と感じる人もいるかもしれない。カラーは3色で、筆者は「ミントグリーン」を借りているが、この色が好みならスマホケースに入れずに使えそうだ。

背面パネルには細かい斜線の模様があり、マットな質感。カラーバリエーションはこのミントグリーンのほかに、グラファイトグレーとラベンダーパープルがある
背面パネルには細かい斜線の模様があり、マットな質感。カラーバリエーションはこのミントグリーンのほかに、グラファイトグレーとラベンダーパープルがある
(写真:村元 正剛)
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