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 「Mac Pro」2019年モデルの驚愕(きょうがく)のパワーに迫った前回に続き、今回はMac Proと同時発売の専用ディスプレー「Apple Pro Display XDR」を中心に取り上げ、その魅力をお伝えしたい。

今回取材に協力してくれた秋山公良氏とApple Pro Display XDR。Mac Proは机の下に置かれている
今回取材に協力してくれた秋山公良氏とApple Pro Display XDR。Mac Proは机の下に置かれている
(筆者撮影、以下同じ)
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 「解像度6016×3384ピクセル(2040万ピクセル)」「32インチ」「218ppi」「Retina 6Kディスプレイ」──。これらの字面を見ただけで「とてつもなくすごい」感が伝わってくるが、実機はそれ以上にすごかった。まず目を奪われたのは、映し出された美しい画像だ。このディスプレーの魅力をアピールするために、広告に使われるような発色やコントラストを強調した、わざとらしい写真を用意する必要はない。macOS Catalinaに付属する壁紙画像を表示しただけで、この製品の存在意義が瞬時に理解できる。

専用スタンドの回転機能を利用してディスプレー本体を縦向きにしてみた。32インチの縦向きはさすがに迫力がある
専用スタンドの回転機能を利用してディスプレー本体を縦向きにしてみた。32インチの縦向きはさすがに迫力がある
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 ロングビーチからフェリーで1時間ほど、南カリフォルニアの青い海に浮かぶ美しいサンタカタリナ島のまばゆいばかりの風景写真が目に飛び込んで来る。ディスプレーから少し距離をおき、俯瞰(ふかん)したときのコントラストの美しさは、筆舌に尽くし難い。サングラスが必須の南カリフォルニアの強い日差しや真っ青な海に浮かぶ島の風景、それらの光と影の有り様を見事に再現した実力には恐れ入った。HDR(High Dynamic Range)の上を行く「XDR(Extreme Dynamic Range)」を製品名に冠するのはだてではない。

 続いて画面に思いっきり顔を近づけ、ドットのつぶつぶを見つけてやろうとあら探しモードに入るが、ドットを見分けることができない。218ppiを誇るRetinaディスプレイだから当たり前かもしれないが、少しオーバーに表現すると、プロ写真家向けの高精細インクジェットプリンターで出力した「紙焼き写真」を見ているかのように緻密でスキがない。218ppiという解像度だけを考えると、筆者が使っているiMac(Retina 5Kディスプレイ)と同じなのだが、こちらのほうが奇麗に感じるのは、強いコントラストのなせる技なのかもしれない。