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 様々なロボットが工事現場で縦横無尽に動き回る――。そんな未来が現実味を帯びてきました。大手建設会社を中心に建設ロボットの開発競争が激化。ロボットの性能は飛躍的に向上しています。そこで、日経アーキテクチュア2020年2月27日号では、特集「ロボットが現場にやって来る」を組みました。

(資料:取材を基に日経アーキテクチュアが作成、写真は各事例ページ参照)
(資料:取材を基に日経アーキテクチュアが作成、写真は各事例ページ参照)
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 ロボットは現在、どこまで使えるのか。特集では、鹿島と清水建設の先行事例を検証しました。これまではパイロット現場における実証実験段階でしたが、課題を克服。個別ロボットの性能向上に加え、複数のロボットを運用するための基盤となるシステム開発も進み、いよいよ各現場に実戦配備される段階に入りつつあります。

 各社がこれだけロボットの開発・普及に力を入れるのは、職人不足の問題などを解決するだけでなく、建築生産のプロセス、ひいては建設産業の構造を変えてしまう可能性を秘めているからです。企業がターゲットとして見据えているのは、国土交通省が「建設現場の生産性20%向上」とする目標の期限である25年です。近年の技術進化は急速で、普及までの期間は予想よりも早まるかもしれません。

 ロボット開発競争が激化しているのは日本だけではありません。世界ではスタートアップ企業が続々登場し、急成長する建設ロボット市場を牽引しています。特集では、米国など海外の最新事情を、フリーランス・ジャーナリストの瀧口範子氏に寄稿してもらいました。

(写真:ホロビルダー)
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 開発が進むに伴って新しい技術が搭載され、ロボットを活用する領域も広がっていくでしょう。建設ロボットをいかにうまく活用していくかが、今後の建設業界で戦っていくカギになるはずです。

<特集 目次>

ロボットが現場にやって来る
開発競争が激化、2025年の勝者は誰か

 動向
「勝負の年」業界激変のうねり

 先行事例検証
鹿島 名古屋伏見Kスクエアなど
清水建設 からくさホテルグランデ新大阪タワーなど

 活用事例に学ぶ
単純作業はロボットにお任せ

 世界の建設ロボット最前線
スタートアップ続々、犬型ロボも登場