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 建築のプロたちは、どのような視点で建材・設備メーカーを評価しているのか──。日経アーキテクチュア2021年11月25日号の特集は、毎年恒例の独自調査企画「採用したい建材・設備メーカーランキング2021」です。

(写真、資料:三和シヤッター工業、カネカフォームプラスチックス、パナソニック、エクセルシャノン、YKK AP)
(写真、資料:三和シヤッター工業、カネカフォームプラスチックス、パナソニック、エクセルシャノン、YKK AP)
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 1級建築士を対象としたアンケート調査で、49部門の建材・設備についてメーカーの採用意向を尋ね、ランキングにまとめました。3138人が回答を寄せた21年の調査では、6部門で1位が入れ替わる結果に。日経アーキテクチュア購読者と日経クロステック有料会員の方は、部門別ランキングの詳細データを下記ページでご覧いただけます。

 特集では、ランキングと2部構成の形で、近年相次ぐ風水害で注目を集める製品をピックアップ。豪雨対策編と強風対策編に分けて詳述しています。気候変動対策が国際的な課題となるなか、建材・設備メーカー各社は新たな製品を続々と開発、高い耐水害性能や耐風圧性能を積極的にアピールしています。

 例えば、三和シヤッター工業が20年7月に発売した「マドモア耐風ガード スクリーンGIIタイプ」。耐風圧性能が2400Paという、同社の調べでは既存製品で最強の窓シャッターです。2400Paとは、風速88m/秒の強風時に風下側に発生する負圧に耐える性能です。中高層マンションに販売対象を広げるために開発したもので、高さ45m程度までの設置が可能だということです。

 三和シヤッター工業商品開発部シャッターグループの伊澤秀観グループリーダーは、「性能を高くしたことで、これまで窓シャッターの設置を諦めていた沖縄県内の住宅からの引き合いが来ている。強風エリアではないユーザーも、より高い性能の製品を選ぶ傾向が見られる」と手応えを語ります。

 特集ではこの他、外開きドアに室内側から設置できる止水板、防火・遮煙性能を兼ね備えた防水シャッター、サイホン現象で排水能力を高めた雨どい、中層木造に対応できる高耐風性を備えた窓サッシといった製品を取り上げています。

 発注者や利用者の風水害対策への関心は高まっています。設計者には、安全・安心な空間づくりのため、風水害対策の知識に基づいた建材・設備の選定がますます求められるようになるでしょう。今回の調査ではメーカーの採用意向と併せて、気候変動対策を含むSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みが製品の選び方に影響する部門についても聞いています。ぜひご覧ください。