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 大林組は、豪雨や地震に伴う土砂災害の復旧現場で、地形を1人で素早く測量できるスマートフォン用アプリ「スマホdeサーベイ」を開発した。

スマホde サーベイによる測量風景(出所:大林組)
スマホde サーベイによる測量風景(出所:大林組)
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スマホde サーベイによる測量で取得した点群データ(出所:大林組)
スマホde サーベイによる測量で取得した点群データ(出所:大林組)
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 赤外線センサーを搭載した専用のスマートフォンを使い、画面を見ながら現地を歩くだけで、点群による3次元の地形データを最大約500m2の範囲まで取得できる。石ころのような10㎝以下の小さな起伏も捉える。災害復旧工事では十分な精度だ。

 スマートフォンの画面には、AR(拡張現実)の技術を使って、測量する箇所の測点と測点とを結ぶ測線をガイド線として表示できる。代表的な断面の寸法だけが必要なときは、ガイド線に沿って歩くことで、簡単にデータを得られる。

 ただし、現場では土砂が最も堆積した箇所を通るように測線を設定しなければならない。そのためには、技術者が現地の地形を確認したうえで、最も厚い箇所を経験的に推定する必要がある。

断面測量時におけるガイド線表示のイメージ(出所:大林組)
断面測量時におけるガイド線表示のイメージ(出所:大林組)
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スマートフォンの画面に表示される断面図(右下)(出所:大林組)
スマートフォンの画面に表示される断面図(右下)(出所:大林組)
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 取得した地形データはスマートフォンの画面上で確認できる。また、スマートフォンのメール機能を利用して地形データや断面図をパソコンに送信すれば、測量と並行して、地形の安全性の評価や工事に伴う搬出土量の算出が可能になる。もちろん、3次元の点群データやCADデータ、任意の場所の断面図を出力できる。