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各務原大橋でロボットを使う理由

 2013年に完成した各務原大橋は、今回が初めての定期点検となる。歩道の幅は3~5mと広く、歩道と車道の境界に波形の構造部材を持つ「フィンバック形式」を採用している。橋梁点検車を歩道上に設置できないので、点検中は車両を置く片側の車線を通行止めにしなければならない。加えて、一般的な橋梁点検車では歩道を越えて桁下までアームを伸ばせないため、特殊な大型橋梁点検車が必要だ。

各務原大橋の断面図
各務原大橋の断面図
各務原大橋では、車道にしか橋梁点検車を設置できない。歩道の幅が広いので、一般的な橋梁点検車ではアームの長さが足りない(資料:岐阜大学)
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各務原大橋では、アームの長い特殊な大型橋梁点検車が必要(写真:岐阜大学)
各務原大橋では、アームの長い特殊な大型橋梁点検車が必要(写真:岐阜大学)
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 市は、通行止めや点検車の使用日数を減らすため、17年7月から岐阜大学と共同でロボットを使った点検効率化の研究に着手した。実証実験で、ロボットで撮影した写真から作成した損傷図と、近接目視で作成した損傷図がほぼ一致することを確認している。

ドローンで撮影した写真と近接目視結果で作成した図の重ね図
ドローンで撮影した写真と近接目視結果で作成した図の重ね図
ドローンで撮影した画像から判断した橋脚のひび割れと、近接目視で確認した橋脚のひび割れを重ねた図。幅0.2mm以上のひび割れは、位置や範囲、方向がほぼ一致した(資料:岐阜大学)
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