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 鹿島は4足歩行型のロボット「Spot(スポット)」をトンネルの工事現場へ導入して、坑内の監視や点検の役割を担えると確認した。同社によると、土木現場への適用は世界初の試みだ。自律歩行(自動運転)するため、現場監督に代わって巡回などの業務を行える可能性もある。

トンネルの工事現場に導入した四足歩行型のロボット「Spot」。稼働時間は最長90分。サイズは幅50cm、長さ1m10cm、高さ19.1cmで、立ち上がった状態での高さは84cm。重量は28kg(写真:鹿島)
トンネルの工事現場に導入した四足歩行型のロボット「Spot」。稼働時間は最長90分。サイズは幅50cm、長さ1m10cm、高さ19.1cmで、立ち上がった状態での高さは84cm。重量は28kg(写真:鹿島)
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 Spotを開発したのは、世界でも最先端のロボット技術を保有する米国のボストン・ダイナミクス(Boston Dynamics)だ。その日本国内での管理と運営をソフトバンクロボティクスが担う。両社と鹿島の協業で建設現場へ適用した。

 開発したロボットはまるで生き物のように4本の足を動かし、あらかじめ設定したルートを歩行する。岩場や荒れ地も歩け、傾斜角度30度、段差30cmまでなら階段も昇降する。平たんな場所は毎秒1.6m、階段は毎秒0.6mの速度で、障害物を回避しながら移動する。

 胴体部と足部には、ステレオカメラを標準で装備している。本体上部は15kgを上限に、様々な機器をアタッチメント(付属品)として取り付けられるようになっている。

 稼働時間は最長90分。リモコンによる遠隔操作で歩かせてルートを教示しておけば、自律で歩行する。事前の設定次第で、写真撮影なども実行する。通信環境が整っていれば、現場事務所など離れた場所からでも操作が可能だ。