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大林道路と早水電機工業(神戸市)、宮吉硝子(名古屋市)は、歩道や公園の路面に設置するソーラーパネル内蔵型ガラス導光板ユニット「SolarWAY(ソーラーウェイ)」を共同で開発した。日中に太陽光パネルによって蓄えた電気で、夜間に路面から明かりを照らす。
ソーラーウェイとは太陽光パネルの上に、高い透過性と耐候性を持つ高透過ガラスを側面からのLEDで発光させる「ガラス導光板」と、ぬれた状態でも滑りにくい「ノンスリップ仕上げ強化ガラス」とを複層状に組み合わせたものだ。パネルは1枚当たり厚さ4cm、約1m30cm×約74cm。6枚1セットで設置する。
日中に発電して付属のバッテリーに充電。夜間はその電力でLEDを点灯させ、ガラス導光板を光らせる。
ガラス導光板には、特殊なインクを用いて様々なデザインを印刷できる。イラストや文字によるメッセージ、バスの運行情報などを発信するQRコードを表示することが可能だ。
材工費はパネルの設置枚数や印刷するデザイン、現場条件などによって異なる。バッテリー込みで、パネル1枚当たり税別で120万~150万円程度だ。