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 熊谷組は土留め支保のひずみを感知し、しきい値を超える変状が生じるとLEDが赤く点灯して周囲に危険を知らせる「KMLAセンサー」を開発した。センサー背面に付いたネオジム磁石で鋼材に手軽に着脱できる。計測したい箇所に取り付けるだけなので、専門的な技能は不要だ。

土留め支保などに、設定したしきい値以上のひずみが生じると、LEDが赤く点灯して危険を知らせる「KMLA(Kumagai Magnet Light Alarm)センサー」。サイズは、縦16cm、横8cm、厚さ(磁石を含む)6.5cm。重さは425g(写真:熊谷組)
土留め支保などに、設定したしきい値以上のひずみが生じると、LEDが赤く点灯して危険を知らせる「KMLA(Kumagai Magnet Light Alarm)センサー」。サイズは、縦16cm、横8cm、厚さ(磁石を含む)6.5cm。重さは425g(写真:熊谷組)
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 鋼材に生じたひずみは、磁石と一体化している計測部の「ひずみゲージ」で感知する。ひずみがしきい値を超えるとLEDが点灯する仕組みだ。しきい値は、0~900μ(マイクロ)の間で100μ刻みに設定できる。

センサーの構造のイメージ。ネオジム磁石は、センサーを鋼材に取り付けるとともに、鋼材に生じたひずみを計測部に伝える役割を果たす(資料:熊谷組)
センサーの構造のイメージ。ネオジム磁石は、センサーを鋼材に取り付けるとともに、鋼材に生じたひずみを計測部に伝える役割を果たす(資料:熊谷組)
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 鋼材ひずみの変化量がしきい値を超えているか否かを2秒置きに判別する。また取得したデータはオプションでSDカードに記録できる。10秒以上の範囲であれば、15秒ごとや1分ごとなど必要な間隔で書き込める。

 センサーは100Vの電源で稼働する。充電池式にも対応する。配線工事は不要だ。取り付け、取り外しが容易なため、工事の進捗に合わせて別の箇所に移動できる。