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 スタートアップのコルク(東京・豊島)は、BIM/CIMで使う3次元モデルに時間情報を加えた「4D工程表」をWebブラウザーで見られる技術を開発した。同社が提供する情報共有クラウドサービス「KOLC+(コルクプラス)」へ、2021年2月に機能を実装した。イメージ付きの施工ステップを、オンライン協議などで簡単に共有できる。

4D工程表のイメージ。バーチャートの工程表をクリックすれば、そのときの工事内容を3Dビューワーで確認できる(資料:コルク)
4D工程表のイメージ。バーチャートの工程表をクリックすれば、そのときの工事内容を3Dビューワーで確認できる(資料:コルク)
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 3Dモデルのシミュレーションや干渉チェックが可能なオートデスクの「Navisworks Manage(ナビスワークス・マネージ)」に、タイムライナーという機能がある。現場の構造物などが3Dモデルで出来上がっていく手順を、工程表に沿って把握できる機能だ。

 コルクはこのタイムライナーのAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を使って、KOLC+に実装した。利用者はナビスワークスのファイルをKOLC+にアップロードするだけでよい。自動変換されて、4D工程表として閲覧が可能になる。

 「4D工程表をクラウド上で共有したいという要望がユーザーから上がっていた。これまでは周辺地形や航空写真などを貼り付けた大容量のデータをダウンロードして、ビューワー機能を持ったソフトをインストールする必要があった」。同社の堤正雄社長はこう話す。

ナビスワークスのタイムライナーの設定画面。仮設や解体などの進捗率を反映するには、CSVファイルを出力してKOLC+にアップロードする。コルクの堤社長が作成
ナビスワークスのタイムライナーの設定画面。仮設や解体などの進捗率を反映するには、CSVファイルを出力してKOLC+にアップロードする。コルクの堤社長が作成
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 スライダーをマウスで左右に動かして、施工ステップを確認する。スライダーをダブルクリックすればシミュレーションの自動再生が可能だ。仮設や解体、クレーン設置などに対応し、施工対象のモデルを強調して表示できる。