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 計測会社のルーチェサーチ(広島市)は、レーザー計測などで得た構造物の点群データを簡単に3次元モデル化するソフトウエア「PINO(ピノ)」を開発した。点群データと比べて容量を約50分の1に減らせる。

PINOで作った3Dモデル(資料:ルーチェサーチ)
PINOで作った3Dモデル(資料:ルーチェサーチ)
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 ドローン搭載型や持ち運び型のレーザースキャナーを使って、構造物などの点群データを取得する企業が増えている。ただし、点群データの容量は数ギガバイトに上ることが珍しくなく、パソコンなどで扱いづらい。3Dモデルの作成にも手間と時間を要していた。

 PINOでは点群データの点を除去して、面のデータを作成できる。そのため、容量を大幅に抑えられる。PINOのペイントブラシの機能で点群データを“塗る”と、そこを含む面を自動でモデル化する仕組みだ。面の外枠をなぞると、より奇麗にモデル化できる。

ルーチェサーチのドローン「SPIDER-ST」で取得した橋梁の3次元点群データ。容量は1ギガバイト以上。SPIDER-STには、LiDAR-SLAMを可能にする計測システム「TOPAZ」を搭載している。LiDARから周辺の物体の形状情報を得て、自己位置を明確に把握するとともに地図を作成していく(資料:ルーチェサーチ)
ルーチェサーチのドローン「SPIDER-ST」で取得した橋梁の3次元点群データ。容量は1ギガバイト以上。SPIDER-STには、LiDAR-SLAMを可能にする計測システム「TOPAZ」を搭載している。LiDARから周辺の物体の形状情報を得て、自己位置を明確に把握するとともに地図を作成していく(資料:ルーチェサーチ)
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 PINOの販売価格は250万円程度で、2021年3月22日に販売する予定だ。