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プログラムの改変が可能

 Eva TRiP Pro は、AI(人工知能)などの分野で世界的に広く活用されているプログラミング言語「Python(パイソン)」を使った。

 Eva TRiP Proのソースコード(プログラムの文字列など)を参考に、利用者がスクリプト(簡易なプログラム)を書き換えたり追加したりすれば、独自の分析を行える。

 例えば、瀬淵分析の場合、フルード数による自動判別だけでなく、水深と流速、掃流力を組み合わせるなど利用者が自ら作った数式の計算結果(瀬淵分類)も表示できる。

瀬淵分析ではフルード数(流速と波速の比)による自動判別の他、水深と流速の閾値を指定するマニュアル定義による分類が可能(資料:土木研究所自然共生研究センター)
瀬淵分析ではフルード数(流速と波速の比)による自動判別の他、水深と流速の閾値を指定するマニュアル定義による分類が可能(資料:土木研究所自然共生研究センター)
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 今回、Eva TRiP Pro の開発に併せ、iRIC本体にもPythonが導入された。そのため、国内外の技術者らがiRICに新たな機能を追加できるようになった。今後、iRICをプラットフォームとした河川評価技術の開発が世界的に進む可能性がある。

水深と流速、掃流力などを組み合わせた独自の計算式による瀬淵分析の結果(資料:土木研究所自然共生研究センター)
水深と流速、掃流力などを組み合わせた独自の計算式による瀬淵分析の結果(資料:土木研究所自然共生研究センター)
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独自の瀬淵分析の設定。Eva TRiP Proの「変数の合成ツール」の「マニュアル定義」に独自の数式を入力する。if文や関数(def)など、プログラミング言語「Python(パイソン)」で使える数式は全て使用可能。Eva TRiP Proには「変数の合成ツール」に加え、「瀬淵分析」「統計分析」「変数の閾値分類」「応答関数ツール」の計5つの機能がある(資料:土木研究所自然共生研究センター)
独自の瀬淵分析の設定。Eva TRiP Proの「変数の合成ツール」の「マニュアル定義」に独自の数式を入力する。if文や関数(def)など、プログラミング言語「Python(パイソン)」で使える数式は全て使用可能。Eva TRiP Proには「変数の合成ツール」に加え、「瀬淵分析」「統計分析」「変数の閾値分類」「応答関数ツール」の計5つの機能がある(資料:土木研究所自然共生研究センター)
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