全2047文字
PR

石畳を形成する御影石のサイズに変化をつける

 舗装計画においても、行幸通りと駅前広場はデザインや素材感を統一している。例えば行幸通りの馬車道では、2010年に先行整備した丸の内区間も含め、白い御影石による石畳の帯が約390mにわたって続く。この帯は駅前広場で大きく広がりながら、駅舎と皇居をつなぐ景観軸を形成している。舗装のデザインは、小野寺康都市設計事務所(東京都千代田区)の小野寺康代表が担当した。

 景観軸を形成する御影石のピースは、行幸通りが600mm×300mm、駅前広場が900mm×600mmとサイズを変えている。行幸通りから続く帯の仕上げとなる駅前広場は、大きなピースで強い素材感や高級感を与えるためだ。「石張り舗装を背景に駅舎を見る際、細かい柄だとうるさく感じてしまうとも考えた。逆に行幸通りでは、大きなピースだけだと退屈になってしまいそうだったので、細かなピースでデザインした」(小野寺代表)。

東京ステーションホテルの客室「インペリアルスイート」からの眺め。奥は行幸通り。白い石畳の帯が駅前広場へと連続する(写真:安川 千秋)
東京ステーションホテルの客室「インペリアルスイート」からの眺め。奥は行幸通り。白い石畳の帯が駅前広場へと連続する(写真:安川 千秋)
[画像のクリックで拡大表示]
行幸通りの皇居外苑区間。馬車道の白い石畳の帯が駅舎方向へと続く。白い御影石のサイズは600mm×300mm(写真:安川 千秋)
行幸通りの皇居外苑区間。馬車道の白い石畳の帯が駅舎方向へと続く。白い御影石のサイズは600mm×300mm(写真:安川 千秋)
[画像のクリックで拡大表示]