変貌を遂げる東京と周辺の街を、建築・鉄道・道路など多面的な視点で展望する。
日経 xTECH移行(2018年2月)前の連載はこちら
変貌を遂げる東京と周辺の街を、建築・鉄道・道路など多面的な視点で展望する。
日経 xTECH移行(2018年2月)前の連載はこちら
青山通りと外苑西通りの交差点近くで、2023年2月20日にオフィスビル「3rd MINAMI AOYAMA」が竣工した。三菱地所が青山で仕掛ける再開発プロジェクトの1つだ。建物正面に巨大な凸凹(デコボコ)があるガラス張りのビルでかなり目立つ。
JR中央線コミュニティデザインと大林組は2023年3月7日、JR東日本グループで初となる木造商業ビル「nonowa国立SOUTH(仮称)」を24年春に開業すると発表した。構造は木柱と鉄骨梁(はり)を組み合わせたハイブリッド木構造を採用。設計・施工は大林組が手掛ける。
変わりゆく都市のダイナミズムを体感しながら建設業界で働く──。日本設計が、本社を東京・港の「虎ノ門ヒルズ森タワー」に移した。多様な働き方に対応できるだけでなく、その日の気分や作業内容に合わせて「選べる環境」を整備。リアルな交流の価値を最大化する仕掛けも盛り込んだ。オフィスの全容を写真とともに紹介す…
2023年3月10日、東京・渋谷の笹塚1丁目で「笹塚緑道公衆トイレ」が供用を開始した。デザインしたのは、日本トイレ協会の会長で、設計事務所ゴンドラの代表を務める小林純子氏だ。埋設物が多い電車の高架下という特殊事情から、軽くて丈夫なさびた金属パネルを外壁に用いた。
2023年3月10日、JR東京駅前に立つ大型複合施設「東京ミッドタウン八重洲」がグランドオープンした。これに先立ち三井不動産は同年3月7日に記者会見を開き、商業施設やオフィス、ビジネス交流施設「イノベーションフィールド八重洲」などのメディア向け内覧会を実施した。なお日本初出店の「ブルガリ ホテル …
日本財団は2023年2月22日、東京都渋谷区幡ヶ谷3丁目に「幡ヶ谷公衆トイレ」が完成し、供用を開始した。施設の真ん中がオープンスペースになっており、ベンチがある。その周りにトイレを配置した。デザインした東京大学のマイルス・ペニントン氏は、「トイレ+α」のアルファを地域住民を交えたデザインシンキング…
野村不動産とケン・コーポレーション(東京・港)は2023年2月15日、「西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業」で、権利変換計画の認可を東京都知事から受けたと発表した。六本木ヒルズの西側の隣地に高さ約200mの超高層ビルを建設する。
リコーは2023年2月1日、東京・銀座4丁目の交差点に面して立つ円筒形ビル「三愛ドリームセンター」を解体し、建て替えると発表した。1963年開業の三愛ドリームセンターは築60年を超え、老朽化が進んでいた。23年3月から解体工事を開始。新築ビルは27年竣工を目指す。新ビルの設計は小堀哲夫氏が手掛ける…
東京ドームと親会社の三井不動産は2023年1月24日、エンターテインメント施設「東京ドームシティ」の大規模なリニューアルを23~24年にかけて実施すると発表した。目玉は、23年5月に開業20周年を迎える温浴施設「LaQua(ラクーア)」の過去最大規模の刷新だ。
東京建物は2023年1月13日、「京橋三丁目東地区市街地再開発事業(仮称)」について東京都および中央区から都市計画決定を受けたことを発表した。東京・京橋と銀座の結節点といえる場所で高さ約180mの超高層ビルを建設する大規模プロジェクトが始動する。基本設計は日本設計が担当。29年度の竣工を予定してい…
日本財団は2023年1月20日、英ロンドン在住のインダストリアルデザイナーであるマーク・ニューソン氏がデザインした東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目の「裏参道公衆トイレ」の供用を開始した。目を引くのは、コンクリートで囲まれた壁とピラミッド型をした銅製の「蓑甲(みのこ)屋根」だ。
ヤンマーホールディングスは2023年1月13日、東京・八重洲に複合施設「YANMAR TOKYO」を開業した。JR東京駅八重洲口の目の前という絶好の立地にある。建物はシルバーの水平ルーバーと壁面緑化で覆った。低層部には緑化システムを配した吹き抜けもある。
東京の都心部と臨海部を結ぶ環状2号線が全線開通した。最後の未開通区間だった築地─新橋間の約1.4kmが2022年12月18日に開通。晴海─虎ノ門間の約3kmが地下トンネルや高架、橋梁でつながり、信号で止まらず走行できるようになった。開通直前のウオーキングイベントと開通式典の様子を伝える。
東京五輪で選手村として使われた「HARUMI FLAG(ハルミフラッグ)」の住宅分譲街区の売り主10社は23年1月10日、新たに2つの50階建てタワー棟「SKY DUO(スカイデュオ)」を建設して同年6月下旬にも販売を開始すると発表した。総戸数は2棟で1455戸になる。
2023年に都内の有名な建物がまた1つ、その役割を終える。数多くのコンサートが開かれた「中野サンプラザ」が同年7月2日に閉館する。22年12月下旬には、再開発を進める野村不動産など5社が最新の完成イメージを公開した。28年度の竣工を予定している。
東京ドームは2022年12月12日、吉本興業ホールディングスのグループ企業LIVE FORWARDと提携し、複合施設「東京ドームシティ」内に新劇場を建設すると発表した。デザイン監修はホシノアーキテクツが手掛ける。23年12月の開業を目指す。
多摩川に架かる首都高速1号線の高速大師橋は1968年の開通から50年以上が経過し、劣化が著しい。橋梁の更新(架け替え)工事が2018年1月から進む。22年11月16日の現場公開では、新設する長さ約300m、重量約4000tの橋桁の全貌があらわになった。
東京芸術大学が上野キャンパスで進めていた「東京芸術大学国際交流拠点(仮称)整備事業」の建物が2022年12月15日に完成した。地上1~2階はが鉄骨造なのに対し、3~4階は鉄骨造と木造の混構造、5階は木造になっている。
日本郵政不動産は2022年12月9日、東京都台東区蔵前1丁目で開発している新街区名を「蔵前JPテラス」にすると発表した。23年3月の竣工予定で、下町の広大な敷地にライオン本社が入居するオフィス棟と住宅棟、さらに日本郵便の物流棟が完成する。
世界的建築家の丹下健三(1913~2005年)が東京・銀座で手掛けた「静岡新聞・静岡放送東京支社」の改修工事が2022年5月に完了した。円筒形のコアを中心に竣工当時の設計思想を継承し、内側に鋼板と炭素繊維を重ねて耐震性を高めた。メタボリズム(新陳代謝)建築が相次ぎ解体される中、オフィスビルの機能を…