東京都中央区は、銀座と築地を分断している掘割構造の首都高速道路に蓋を架け、両地区を一体化する構想の調査・検討に着手する。2018年度予算案に調査費用の500万円を盛り込んだ。
道路上空の民間利用などを可能にする「立体道路制度」を活用し、首都高の上部に人工地盤を設ける。首都高速道路会社は14年に策定した更新計画で、周辺のまちづくりとの連携として銀座付近で都心環状線の上空利用も想定している。
首都高は、この区間の更新工事を20年の東京五輪後に始め、28年度に終えるとしている。中央区では、首都高の具体策が固まる前に、調査や検討の結果を基に区の考え方を示す方針だ。