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工事車両専用の仮設高架橋で土砂を運搬

 延長約10kmの半地下構造の区間では掘削土が約550万m3にも及ぶことから、それを搬出するダンプトラックの動線確保も工事の鍵となった。市川市内の工事では、各工事現場間をつなぐように専用の工事用道路を設置。大規模な仮設の高架橋を造って、工事車両が密集した住宅地を通らないようにした。

工事用に設けた仮橋上を走行するダンプトラック。市川南IC付近。仮橋は掘削を妨げない桟橋構造で造った(写真:大村 拓也)
工事用に設けた仮橋上を走行するダンプトラック。市川南IC付近。仮橋は掘削を妨げない桟橋構造で造った(写真:大村 拓也)
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 さらに、現場内にコンクリートの製造プラントを設け、アジテーター車の場外走行を不要とした。

 外環道の整備で残っているのは、西側の大泉JCTから東名高速までを結ぶ区間と、さらに東名高速から湾岸道路までをつなぐ区間。前者は用地取得の遅れなどから、当初目標としていた2020年の東京五輪開催までの開通は極めて困難な状況だ。後者は予定道路に位置付けられた段階で、詳細なルートや完成時期は決まっていない。

開通区間は、東京都葛飾区内も通過する。写真は都県境を流れる江戸川に架けた外環道の高架橋(写真:日経コンストラクション)
開通区間は、東京都葛飾区内も通過する。写真は都県境を流れる江戸川に架けた外環道の高架橋(写真:日経コンストラクション)
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 首都圏の交通の流れを大きく変える大規模な開通案件だけに、国や高速道路会社などは積極的にPRを展開している。5月12日には現場を公開する開通前イベントを開催。東日本高速は開通を記念するアニメーションを公開している。

(関連記事:最初で最後のイベント、開通直前の外環を味わい尽くす
(発表資料:アニメーション「つなぐのは、誰かが誰かを想うキモチ。」