JR東日本は、羽田空港と都内の主要駅を結ぶ新線「羽田空港アクセス線」の建設に、早期に着手する方針を示した。開業まで、環境影響評価(アセスメント)に3年、工事に7年の計10年を見込む。深沢祐二社長が7月3日の会見で明らかにした。
羽田空港から東京貨物ターミナル駅までの約6kmに新たな路線を建設し、東京貨物ターミナル駅と浜松町駅を結ぶ休業中の貨物線などを活用して3方面に向かうルートを整備する。いずれも一部で既存設備を利用するので、全線を新たに整備するよりも早期に開業できる。
整備を予定しているルートは、田町駅付近を経由して東京駅方面に向かう「東山手ルート」、大井町駅付近を経由して新宿駅方面に向かう「西山手ルート」、東京テレポート駅を経由して新木場駅方面に向かう「臨海部ルート」の3つ。