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 インバウンド(訪日外国人)の増加に伴い、都心でも筆頭格のホテル激戦区となっている東京・銀座。なかでもラグジュアリークラスのライフスタイル型ホテルとして注目されるのが「東京エディション銀座」だ。7月11日に地鎮祭を迎えた。事業主である森トラストの伊達美和子社長に、最先端ブランドの誘致に対する思いを聞いた。

 インバウンドを獲得していくためには当然、世界各国の中から日本を選んでもらわなければなりません。その前提で、国内のエリア間、ホテル間で競争がある。我々がデベロッパーとして常に志向していることは、マーケットのニーズが顕在化していなくとも、将来性を見極めて投資を決めていくということです。

 良い投資を実行すれば、物理的な変化と効果が見えてきます。すると、また違うことを仕掛けようと追随してくる方々が出てきます。そうした動きがいくつか集積すると、エリアが注目されるきっかけになるわけです。良い投資の連鎖が起これば、街自体が変わっていく。ホテルは、その起爆剤になり得ると考えています。

森トラストの伊達美和子代表取締役社長。1971年東京都生まれ。94年聖心女子大学文学部卒業。96年慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科修了、長銀総合研究所入社。98年森ビル開発(現:森トラスト)入社。2000年取締役、03年常務、08年専務を経て16年6月から現職(写真:北山 宏一)
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森トラストの伊達美和子代表取締役社長。1971年東京都生まれ。94年聖心女子大学文学部卒業。96年慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科修了、長銀総合研究所入社。98年森ビル開発(現:森トラスト)入社。2000年取締役、03年常務、08年専務を経て16年6月から現職(写真:北山 宏一)

 「東京エディション銀座」が2019年6月に着工しました。ライフスタイルホテルの元祖とされるイアン・シュレーガーさんと米マリオット・インターナショナルという最強のタッグが立ち上げたブランドです。

 アジアをはじめ、欧州からも訪日外国人が多く訪れる銀座エリアで、いかにして街をリードし、選ばれるホテルとするか。決め手は、エディションがラグジュアリーなライフスタイル型ホテルという新しいポジショニングに挑むブランドだったことです。バジェット型よりも、地域経済に還元できるラグジュアリーホテルの方が、より将来性があると判断しました。

東京都中央区銀座2丁目の「東京エディション銀座」の計画地で、2019年7月11日に地鎮祭が執り行われた。着工は同年6月28日。左から設計を担当する建築家の隈研吾氏、森トラストの伊達美和子代表取締役社長、東京エディションの統括総支配人を務めるクリスティアーノ・リナルディ氏(写真:北山 宏一)
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東京都中央区銀座2丁目の「東京エディション銀座」の計画地で、2019年7月11日に地鎮祭が執り行われた。着工は同年6月28日。左から設計を担当する建築家の隈研吾氏、森トラストの伊達美和子代表取締役社長、東京エディションの統括総支配人を務めるクリスティアーノ・リナルディ氏(写真:北山 宏一)
「東京エディション銀座」の外観の完成イメージ。2021年に開業を予定する。「エディション」は、マリオット・インターナショナルと世界的なホテリエであるイアン・シュレーガー氏とのコラボレーションによって生まれたホテルブランド(資料:森トラスト)
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「東京エディション銀座」の外観の完成イメージ。2021年に開業を予定する。「エディション」は、マリオット・インターナショナルと世界的なホテリエであるイアン・シュレーガー氏とのコラボレーションによって生まれたホテルブランド(資料:森トラスト)

 従来のライフスタイル型ホテルは例えば、ITデバイスを使いこなす若い世代が、そのままボーダーレスにホテルに入って日常感覚で過ごせる。そんな価値を提供してきたと思います。一方、エグゼクティブ層には、スマートな空間で緩やかに会話を楽しみながら、いつの間にかビジネスの話に移っている──という過ごし方のニーズがある。それを満たせるのは、ラグジュアリーなライフスタイル型ホテルだと考えたわけです。

 シュレーガーさんとのコミュニケーションを通じ、ライフスタイル型ホテルの次のステージとして、ラグジュアリー型を提案しているのだと分かりました。かつ、同様の動きは世界各地にあってマーケットは拡大傾向にある。この最先端の動きを、いち早く東京にも取り入れたい。エディションブランドを絶対に誘致したいと考えました。虎ノ門と銀座を矢継ぎ早に開業したら相乗効果があるのではないか。そう提案したらノープロブレムである、と。両方進めましょう、という話になりました。

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