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ロボットや無人AI決済店舗を入れて「新しい場所」に

 JR東日本は、新駅を「新しいことを始める場所」と位置付け、駅構内で様々な実証実験を行う。例えば、AIを活用した案内ロボットやデジタルサイネージを試行導入し、駅前で開かれるイベント情報の案内などを行う。あらかじめ移動経路を設定すると自動で巡回する自律移動型の警備ロボットや清掃ロボットなども取り入れる予定だ。

2019年11月に撮影した駅内観。ホーム階から、駅舎中央の吹き抜け部を望む(写真:JR東日本)
2019年11月に撮影した駅内観。ホーム階から、駅舎中央の吹き抜け部を望む(写真:JR東日本)
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 2階改札内には、無人AI決済店舗「TOUCH TO GO(タッチ・トゥー・ゴー)」の1号店が出店する。店舗内に設置したカメラなどの情報から利用客が手に取った商品をリアルタイムに認識し、決済エリアに客が立つと、タッチパネルに商品と購入金額を表示する仕組み。店舗面積は約60m2で、弁当や菓子、飲料など約600種類の商品を並べる。

 店舗の運営は、TOUCH TO GO(東京都中央区)が担う。JR東日本スタートアップ(東京都新宿区)とサインポスト(東京都中央区)が、無人AI決済店舗の本格的な事業化を進めるために、19年7月に設立した合弁会社だ。過去に2回の実証実験を行い認識精度の向上を進めてきた。

 そのほか駅構内には、JR東日本が新宿駅や池袋駅で展開してきた駅ナカシェアオフィス「STATION WORK(ステーションワーク)」も設置する。18年に品川駅構内で実証実験を行ってニーズを調査した。

 20年春には駅の開業に合わせて、「Takanawa Gateway Fest(高輪ゲートウェイフェスト)」と呼ぶ半年限定のイベントを開く。西側の駅前に広がる約3万m2の敷地を使い、未来を疑似体験できるパビリオンやフードショップなど、複数の特設会場を段階的にオープンする。新駅開業から20年9月上旬までの半年限定だ。20年ドバイ万博日本館を手掛ける建築設計者の永山祐子氏が携わる。