全1536文字
PR

展示棟では告示工法の応用に挑戦

 もう一方の屋内展示棟は、建築基準法関連告示に基づくCLTパネル工法を活用しながらも、耐力壁を斜めに配置するなど動きのある平面プランを実現した点がポイントだ。

屋内展示棟のA棟内部(写真:日経アーキテクチュア)
屋内展示棟のA棟内部(写真:日経アーキテクチュア)
[画像のクリックで拡大表示]

 屋内展示棟は敷地南西側のA棟と北西側のB棟で構成している。2棟の間にはエキスパンションジョイントを設け、それぞれ構造計算ルート2、ルート1を採用して設計した。パネル間の接合部は、パビリオン棟と同様にボルトの取り外しのみで解体や組み立てができるよう既存の金物を選定。金物が露出しない納まりとしている。

A棟の建て方中の様子。パビリオン棟に向けて開いたり閉じたりするように耐力壁を斜めに配置した(写真:三菱地所設計)
A棟の建て方中の様子。パビリオン棟に向けて開いたり閉じたりするように耐力壁を斜めに配置した(写真:三菱地所設計)
[画像のクリックで拡大表示]
床の接合部。これも組み立てや解体が容易にできるよう、金物をボルトで接合する。埋め木で金物が見えない納まりとした(写真:三菱地所設計)
床の接合部。これも組み立てや解体が容易にできるよう、金物をボルトで接合する。埋め木で金物が見えない納まりとした(写真:三菱地所設計)
[画像のクリックで拡大表示]
CLT パーク ハルミの1階平面図(資料:三菱地所設計)
CLT パーク ハルミの1階平面図(資料:三菱地所設計)
[画像のクリックで拡大表示]
CLT パーク ハルミの2階平面図(資料:三菱地所設計)
CLT パーク ハルミの2階平面図(資料:三菱地所設計)
[画像のクリックで拡大表示]

 三菱地所は、新事業の一分野として資源の循環を可能にするCLTに目を向けてきた。工期短縮なども研究開発のテーマの1つだ。例えば今回のパビリオン棟の工期は基礎工事も含め、わずか2.5カ月程度。三菱地所住宅業務企画部の伊藤康敬ユニットリーダーは、「これまでにも高層賃貸マンションや空港などでCLTを採用してきた。身を持って感じているメリットは短工期の実現だ。今後もCLTの特性を生かし、積極的に採用していきたい」と話した。

パビリオン棟の施工中の様子(写真:三菱地所設計)
パビリオン棟の施工中の様子(写真:三菱地所設計)
[画像のクリックで拡大表示]

関連記事: