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 東京・青山にある旧・こどもの城が、複合拠点「都民の城(仮称)」に生まれ変わる。東京都は約136億円かけて既存施設を改修し、2023年度の開業を目指す。建物の低層部は先行して改修を進め、東京五輪・パラリンピック大会で活用する。都は29年以降、周辺敷地を含めた再開発が始動した場合に建物の解体を視野に入れており、改修コストを抑える考えだ。

東京・青山にある旧・こどもの城の建物(写真:東京都)
東京・青山にある旧・こどもの城の建物(写真:東京都)
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 都は20年2月17日、15年3月に閉館した国立総合児童センター「こどもの城」の建物を都民の城として活用するための改修基本計画を作成し、公表した。都民の城は「遊び」「学び」「仕事」を支援する、人々の交流・成長の場とする。建物の低層部が「遊び」、高層部が「学び」と「仕事」のエリアになる計画だ。

都民の城のフロアイメージ(資料:東京都)
都民の城のフロアイメージ(資料:東京都)
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 都民の城の初代館長には、教育評論家で「尾木ママ」の愛称で知られる尾木直樹氏の就任が内定している。

都民の城の館長に就任予定である、「尾木ママ」こと尾木直樹氏(右)(写真:東京都)
都民の城の館長に就任予定である、「尾木ママ」こと尾木直樹氏(右)(写真:東京都)
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 改修は、工事費を最小限に抑えることを前提とする。既存の施設を可能な限り利用し、旧・劇場部分の舞台設備機能は縮小。地下2階にあったプールは廃止する。これにより、舞台を除く建物・設備の工事費を約103億円、劇場から切り替える「多目的ホール」とその設備の工事費を約33億円、合計で約136億円に抑える。

改修工事費136億円の内訳(資料:東京都)
改修工事費136億円の内訳(資料:東京都)
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