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内装に調和する紙管の椅子

 椅子にも紙管を用いた。この椅子のデザインは、坂氏が設計して14年に完成した大分県立美術館(OPAM)でも使用している。カフェを運営するはぐくむ(東京・世田谷)の小寺毅代表は、「既製品の椅子も検討した。費用は安くて済むが、内装にどうしても合わないため、紙管を使ったオリジナルの椅子を採用した」と話す。

内装だけでなく、椅子にも紙管を活用した。家具製作も含めた工事費は数千万円だ(写真:坂茂建築設計)
内装だけでなく、椅子にも紙管を活用した。家具製作も含めた工事費は数千万円だ(写真:坂茂建築設計)
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 はぐくむは、経営コンサルティングや教育事業、シェアハウスの運営などを手掛ける会社だ。坂氏を起用したことについて小寺代表は、「坂氏の手掛けてきた建物の美しさや持続可能性を意識した設計が印象に残った。そして坂茂建築設計が同じ地域に事務所を構えている縁もあり、設計を依頼した」と話す。



建物概要

 ■ 名称:はぐくむ 湖畔
 ■ 所在地:東京都世田谷区松原5-2-2 prendre ys 1階
 ■ 構造:鉄筋コンクリート造
 ■ 用途:飲食店
 ■ 面積:62.66m2
 ■ 設計者:坂茂建築設計
 ■ 施工者:ダブルボックス(内装工事)
 ■ 開業日:2020年10月20日