東京五輪で選手村として利用した後、分譲・賃貸マンションになる「HARUMI FLAG(ハルミフラッグ)」の住宅分譲街区の売り主10社は2021年6月25日、販売開始を延期していた街区「SUN VILLAGE」第1期および「SEA VILLAGE」第2期について、同年11月にも販売を始めると発表した。売り主10社は東京五輪の開催延期を受けて、HARUMI FLAGのパビリオン見学会を20年3月末に一時休止。「SUN VILLAGE」第1期と「SEA VILLAGE」第2期の販売開始を延期していた。
ここにきて東京五輪の開催にめどが立ち、販売を延期していた街区を21年11月中旬にも売り出す予定になった。物件のオフィシャルサイトは詳しい販売スケジュールや最新の周辺開発状況を含む物件概要などを同日に更新。リニューアルした。
現在は、21年8月下旬に予定しているパビリオン見学会(モデルルーム公開を含む)の再開に向けて、感染症対策や周辺開発情報の更新といったプレゼンテーションコーナーの一部を刷新する工事を実施しているという。
分譲街区の入居開始時期は、当初計画よりも遅れることになった。東京五輪の終了後に内装などをつくり直す「板状棟」が24年3月下旬、これから建設する「タワー棟」は25年9月下旬をそれぞれ予定している。約1年の遅れになる。
五輪選手村の現状については、21年6月20日に報道陣に内部が公開されたばかりである。
なお、売り主は、三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンス、野村不動産、住友不動産、住友商事、東急不動産、東京建物、NTT都市開発、日鉄興和不動産、大和ハウス工業の10社。