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 丸井グループは2022年5月27日、東京・渋谷にある商業施設「渋谷マルイ」を大規模な木造主体の商業施設として建て替え、26年に開業する予定だと発表した。設計のリードデザイナーには、英フォスター・アンド・パートナーズ(Foster+Partners)を起用する。世界的に有名な建築設計事務所が日本で、環境に配慮した大規模木造にチャレンジする。

2026年に開業を予定している新しい「渋谷マルイ」のイメージ(資料:丸井グループ)
2026年に開業を予定している新しい「渋谷マルイ」のイメージ(資料:丸井グループ)
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 フォスター・アンド・パートナーズでシニアエグゼクティブパートナーを務めるデビッド・サマーフィールド(David Summerfield)氏は、「渋谷駅前のスクランブル交差点の近くで、持続可能なプロジェクトに取り組めることをうれしく思う。木造は建物の炭素を大幅に削減すると同時に、来訪者に温かくオープンな体験を提供できる」とコメントしている。

英フォスター・アンド・パートナーズでシニアエグゼクティブパートナーを務めるデビッド・サマーフィールド氏(写真:丸井グループ)
英フォスター・アンド・パートナーズでシニアエグゼクティブパートナーを務めるデビッド・サマーフィールド氏(写真:丸井グループ)
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 建て替え後の渋谷マルイは、地下2階・地上9階建て。売り場面積は約2800m2になる予定だ。渋谷スクランブル交差点の近接地に9階建ての木造商業施設が誕生すれば、人目を引くことになる。コロナ禍で落ち込んだファッション販売の回復に寄与できるかが注目される。

建て替え後は木造主体の商業施設になる(資料:丸井グループ)
建て替え後は木造主体の商業施設になる(資料:丸井グループ)
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 渋谷マルイは、1971年に開業した渋谷を代表するファッションビルだ。約50年を経て22年8月28日に営業を終了し、26年の開業に向けて建物の解体および新築工事を進める。

 建て替え後は、丸井グループが考えるインパクトの1つ「将来世代の未来を共に創る」を象徴する店舗を目指す。出店するテナントはサステナビリティーや環境負荷の軽減に意欲的な企業を集め、渋谷で新しい顧客体験を提供していくという。

建て替え後の屋上イメージ(資料:丸井グループ)
建て替え後の屋上イメージ(資料:丸井グループ)
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