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 首都高速道路会社は首都高速道路都心環状線の日本橋区間を地下に移す工事の一環で、メインの地下トンネルの整備に先駆け、江戸橋出入り口の橋桁の撤去現場を公開した。

江戸橋出口の桁撤去の様子。江戸橋入口足場から2022年6月24日に撮影(動画:首都高速道路会社)
江戸橋入り口部で撤去が済んだ区間。2022年6月24日に撮影(写真:日経クロステック)
江戸橋入り口部で撤去が済んだ区間。2022年6月24日に撮影(写真:日経クロステック)
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 現場の公開は2022年6月24日。午前11時ごろ、施工者の清水建設・JFEエンジニアリングJVが「江戸橋出口」の巨大な橋桁をゆっくりと下ろしている。その下で待ち構えている台船に載せようとしていた。

 吊り下げた1径間分の橋桁の長さは約32mで、重さは約35t。「東京メトロ銀座線で例えると、車両の長さ約2両分、重さ約1両分とほぼ同じだ」。首都高更新・建設局日本橋工事事務所の長田光正所長はこう話す。

江戸橋、呉服橋の出入り口の撤去イメージ。図右上の赤枠箇所の橋桁を2022年6月24日に撤去した(資料:首都高速道路会社)
江戸橋、呉服橋の出入り口の撤去イメージ。図右上の赤枠箇所の橋桁を2022年6月24日に撤去した(資料:首都高速道路会社)
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 橋桁を鋼棒で吊り下げながら、ジャッキを使って台船に降ろす。日本橋川に係留している台船は、長さ約30m、幅約10m、高さ約2mで、300tの重さまで積める。

 橋桁は高さ約8mを3時間半ほどかけて下ろし、台船の上で6分割してブロック状にする。6月24日に橋桁を撤去した区間の1個当たりのサイズは、最長で約6m、幅約2.2m、高さ約2m、重さは最大で約7tになる。桁を積んだ台船は潮位の影響で、川に架かる橋の下を通れないため、小割にした桁を陸上からクレーンで吊り上げ、トラックに積んで運び出すといった手間をかける必要がある。

台船に下ろし終わった桁。2022年6月24日に撮影(写真:首都高速道路会社)
台船に下ろし終わった桁。2022年6月24日に撮影(写真:首都高速道路会社)
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台船上で小割にした桁を吊り上げている様子。2022年6月11日に撮影(写真:首都高速道路会社)
台船上で小割にした桁を吊り上げている様子。2022年6月11日に撮影(写真:首都高速道路会社)
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