全897文字

 東京海上ホールディングス(HD)と東京海上日動火災保険は2022年8月1日、東京・丸の内で東京海上日動ビル本館および新館を一体で建て替えて建設する新・本店ビルの基本設計をまとめたと発表した。建物は20階建てで、柱や床に国産木材を使う。今回は、木とガラスを組み合わせた外観イメージを新たに公開した。24年12月の着工に向けて、今後詳細設計を詰める。

2028年度完成を目指す「新・本店」のイメージ。ファサードは立ち並ぶ柱をガラスが覆う。一部の柱には木を使い、大木をイメージさせる(資料:東京海上日動火災保険)
2028年度完成を目指す「新・本店」のイメージ。ファサードは立ち並ぶ柱をガラスが覆う。一部の柱には木を使い、大木をイメージさせる(資料:東京海上日動火災保険)
[画像のクリックで拡大表示]

 建築家のレンゾ・ピアノ氏が主宰するRenzo Piano Building Workshopと、三菱地所設計が基本設計をまとめた。床の構造材にCLT(直交集成板)を使い、柱の多くにも木材を取り入れる。建物のファサードは垂直に立ち並ぶ柱をガラスで覆うデザインに仕上げ、「木の本店ビル」のイメージを打ち出す。

 建物は地下3階・地上20階建て、高さが約100m、延べ面積は約13万m2。鉄骨造と木造、鉄骨鉄筋コンクリート造を組み合わせる。木材の使用比率は現時点で明かしていないが、「可能な限り多くの木材を使用する」(東京海上日動広報部)としている。

現在の本館と新館を一体で建て替え、高さ約100mのビルを建てる(資料:東京海上日動火災保険)
現在の本館と新館を一体で建て替え、高さ約100mのビルを建てる(資料:東京海上日動火災保険)
[画像のクリックで拡大表示]

 1階には屋根のない中庭を設け、樹木を植える。屋上階には庭園を配置し、都心で静寂や憩いを得られるようにする。東京海上HDや東京海上日動火災保険、東京海上日動あんしん生命保険が入居する見込みだ。

樹木などに覆われた屋上庭園を設ける(資料:東京海上日動火災保険)
樹木などに覆われた屋上庭園を設ける(資料:東京海上日動火災保険)
[画像のクリックで拡大表示]