
東京大改造
目次
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環7直下の巨大トンネル、完成するとプール4800杯分の雨水を貯留
東京都内の環状7号(環7)と目白通りの地下で、「環状7号線地下広域調節池(石神井川区間)」の整備が進む。台風などで大雨が降った際、河川からあふれる雨水を一時的に逃す巨大なトンネル式地下調節池だ。工事が進む発進たて坑(妙正寺川たて坑)を取材した。
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約1300tの巨大橋桁が大回転、高速大師橋の更新事業
多摩川に架かる首都高速1号線高速大師橋。1968年11月の開通から50年以上が経過し、自動車による過酷な使用状況などで橋梁全体に多数の疲労亀裂が発生している。長期にわたる耐久性を維持し、維持管理しやすい構造を確保するために、橋梁を造り換える工事が進む。
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2つの蒲田駅結ぶ「蒲蒲線」、1.7kmの第1期整備が前進
JR・東急線の蒲田駅(東京都大田区)と京急蒲田駅(同)を結ぶ「蒲蒲線」(新空港線)の整備事業が、2030年代の完成に向けて前進した。まずは第1期の矢口渡─京急蒲田間(延長1.7km)の整備を先行させる。
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“メガストラクチャー”でつくる高層木造の新たな形、「KITOKI」誕生のロジック
東京都中央区に10階建てのハイブリッド木造ビル「KITOKI」が竣工した。鉄骨鉄筋コンクリート造によるメガストラクチャーの内側に木造の構造物を入れ子状に組み込んだ、新しい高層木造建築の形だ。発注者は平和不動産。設計・施工はADXが担当した。
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渋谷マルイが「本格的木造商業施設」に挑戦、設計リードは英フォスター事務所
丸井グループは2022年5月27日、東京・渋谷にある商業施設「渋谷マルイ」を木造主体の商業施設として建て替え、26年に開業すると発表した。設計のリードデザイナーには、英フォスター・アンド・パートナーズを起用する。
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野村不がツインタワー建てる芝浦にグループの本社移転、フェアモントホテルも初進出
野村不動産とJR東日本は2022年5月23日、東京都港区の浜松町駅に近接する敷地で共同推進している事業「芝浦プロジェクト」の詳細を発表した。高さが約235mのツインタワーを建設し、野村不動産グループ各社の本社も25年にS棟に移転する。S棟の上層部はホテル「フェアモント東京」が日本初進出する。
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渋谷道玄坂に「木鋼組子」の13階建てビル、22年6月末の竣工前に単独取材
東急不動産が東京・渋谷の道玄坂で建設している、鉄骨造と木造の混構造ビル「COERU SHIBUYA」が2022年6月末に竣工する予定だ。ラチス状のハイブリッド耐震システム「木鋼組子」を初採用したプロジェクトで、日経クロステックは施工途中にいち早く取材した。
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「東急歌舞伎町タワー」が2023年4月開業、ホテルやZepp新宿などエンタメ満載
東急と東急レクリエーションは2022年4月26日、東京・新宿の歌舞伎町で開発している「東急歌舞伎町タワー」を23年4月に開業すると発表した。地下5階・地上48階建てで、高さが約225mの複合施設。2つの新設ホテルやライブホール、劇場、映画館などが入る。オフィスフロアを持たず、宿泊とエンタメに特化し…
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集成材「NLT」を床に大量採用、東京芸大5階建て施設の現場公開
前田建設工業は2022年4月22日、「東京芸術大学国際交流拠点(仮称)整備事業」の建設現場を報道陣に公開した。特徴は、鉄骨造と木造の混構造と、床の一部に採用した構造部材「NLT(Nail-Laminated Timber)」だ。国内最大規模のNLT活用事例になる施設をいち早く紹介する。
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JR東の「高輪ゲートウェイシティ」、文化創造棟は隈研吾氏がらせんの外装デザイン
JR東日本は2022年4月21日、1kmを超える細長い敷地の「高輪ゲートウェイシティ(仮称)」に立つ5棟のビルの詳細を発表した。唯一低層の「文化創造棟」は緑と木で形づくるスパイラルのファサードが特徴で、隈研吾氏が外装をデザインする。
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川崎から羽田へ歩いて渡る! 多摩川スカイブリッジ開通
東京都大田区の羽田空港と川崎市の臨海部をつなぐ「多摩川スカイブリッジ」が2022年3月12日に開通した。多摩川を挟んだ両エリアに一体的な国際的ビジネス拠点が形成されることで、日本の国際競争力の強化につながると期待されている。開通直前の内覧会および開通式と、これまでの工事過程を振り返る。
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新宿駅西南口地区の都市計画素案が発表、京王とJR東が2040年代まで再開発
京王電鉄とJR東日本は2022年4月13日、「新宿駅西南口地区」の開発計画概要を発表した。北街区には2040年代に高さ110mのビルを建て、南街区には28年度に高さ225mの超高層ビルが完成する。駅前立地に店舗やホテル、オフィスが入居する。
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水と緑を生かす築地市場跡地の再開発、1万人以上の大規模集客施設などが条件
東京都都市整備局は2022年3月30日、「築地地区まちづくり事業」の実施方針を発表した。都は民間事業者からの提案を受けて築地市場跡地の再開発に取り組む。事業実施条件には、交通インフラの拠点や大規模集客施設の整備などを盛り込んだ。
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再開業待つ都の水泳場、ショッピングモールや万博レガシーの経験も生かす
「東京アクアティクスセンター」設計担当、河合陽一郎・山下設計関西支社副支社長に聞く
東京都は2021年の五輪・パラリンピックに用いた新規恒久施設における事業展開を22年夏ごろまでに順次進める。「東京アクアティクスセンター」のみ、再開業は23年4月ごろに持ち越される。都民利用の水泳場としてお披露目を待つ同施設の設計は、どのような経験を基にしたものだったのか。
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東京・豊洲の「千客万来施設」が着工、平面図や配置図などの詳細明らかに
東京・豊洲市場に隣接する「千客万来施設」の工事がようやく着工し、2023年9月竣工の見通しになった。江戸の街並みを模した低層の飲食街と、高層に入るホテルや温浴施設で構成する。事業者の万葉倶楽部は「ミナカ小田原」の成功体験を豊洲に生かす。
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東京建物が渋谷駅東口でエリア最大級の再開発、上空広場や大規模バスターミナルも
「渋谷2丁目西地区再開発」都市計画決定
東京都渋谷区の渋谷駅周辺エリアで最大級の規模となる、区域面積約2.9万m2の再開発が始動する。東京建物は2022年3月24日、現在進行中の渋谷2丁目西地区再開発(渋谷二丁目プロジェクト)の都市計画決定を発表した。29年度の完成を目指す。
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首都高羽田トンネルを大改造、隣接する可動橋を使い車線増設へ
首都高速道路会社は、老朽化が著しい羽田トンネルを大規模更新する方針を固めた。2021年12月から3回にわたって有識者委員会で検討し、修繕では対応できないとの結論に達した。更新に当たって上下線を交互に通行止めにする必要が生じるため、隣接する可動橋を活用した新たな上り線の建設を検討する。
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2037年度完成の「内幸町1丁目街区」、三井不やNTT、帝国ホテルなど10社が勢ぞろい
次世代スマートシティープロジェクト「内幸町1丁目街区」の詳細が明らかになった。事業者10社は2022年3月24日、2037年度以降に完成予定の街区の「TOKYO CROSS PARK 構想」を発表した。日比谷公園とつながる3地区で構成し、都心最大級の延べ面積となる約110万m2の開発を共同で推進す…
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新生・東京ドームがお披露目、過去最大規模の改修工事が完了
プロ野球・読売ジャイアンツの本拠地・東京ドームのリニューアル工事が完了し、2022年3月1日に内部が報道陣に公開された。22年3月2日の埼玉西武ラインズとのオープン戦から本格稼働した。
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駅前3区の先陣「東京ミッドタウン八重洲」23年3月開業、地下に巨大バスターミナル
三井不動産は2022年3月15日、JR東京駅前で開発している大型複合施設「東京ミッドタウン八重洲」が2023年3月にグランドオープンすると発表した。日本初進出のブルガリ ホテルが入居する。地下には「バスターミナル東京八重洲」ができ、一部店舗と共に22年9月17日に先行オープンする。