
東京大改造
目次
-
東京都心に地上9階建ての“積層型”小学校、教室の上に体育館やプール、校庭も
東京都港区芝浦1丁目で、地下1階・地上9階建ての「港区立芝浜小学校」が2022年4月に開校する。教室の他、体育館やプール、校庭などを建物に詰め込んだ。
-
東京メトロの有楽町線・南北線延伸へ、建設費4000億円
東京地下鉄(東京メトロ)は2022年1月28日、有楽町線を豊洲から住吉(いずれも東京都江東区)へ、南北線を白金高輪から品川(いずれも東京都港区)へそれぞれ延伸する事業の許可を国土交通省に申請した。延伸に要する総建設費を計4000億円と見込む。
-
公民連携の時代、重文「代々木競技場」を目指せる新たな建築整備手法を待望
「有明アリーナ」「国立代々木競技場改修」担当、安東直・久米設計専務執行役員などに聞く(後編)
スタジアムやアリーナを、収益性のある多目的施設として運用する。全国の同種施設が直面する課題だ。久米設計は「有明アリーナ」の設計の他、「国立代々木競技場」の改修設計など近年話題のアリーナに関わっている。また、PFIをはじめ公民連携のプロジェクトにもいち早く取り組んできた。それら経験の中で感じてきたジ…
-
「ドーム建築と違う日本独自の形に」、開業待つ有明アリーナに設計者がこめた思い
「有明アリーナ」「国立代々木競技場改修」担当、安東直・久米設計専務執行役員などに聞く(前編)
東京五輪・パラリンピックの閉幕から3か月。会場となった新規恒久施設は、2022年から23年に始まる「後利用」のための工事に入っている。14~15年の基本設計当時あまり語られなかった設計者の取り組みは、どのような経験を基にしたものだったのか。「有明アリーナ」の基本設計などに携わった久米設計の面々に聞…
-
木の構造部材「NLT」を前田建設工業が採用、22年竣工予定の東京芸大国際交流拠点
カナダウッドジャパンは2021年11月30日、ツーバイフォー工法で用いられる枠組み壁工法構造用製材で製作する構造部材「NLT(Nail-Laminated Timber)」が、2022年11月開業予定の「東京芸術大学国際交流拠点(仮称)整備事業」で採用されたと発表した。前田建設工業が実施設計の一部…
-
荒川堤防の“弱点”解消が13年遅れ、橋の架け替えルート変更で
東京都東部を流れる荒川の堤防で弱部となっている鉄道橋との交差部について、かさ上げの完了予定が従来の2024年度から37年度に延期された。用地取得の範囲を縮小するため、橋の架け替えルートを現在の橋により近い位置へ変更。切り替え工事を多段階に分ける必要が生じて工期が延びた。事業費は364億円から730…
-
ハリポタ上演など赤坂をエンタメ集積地に、三菱地所とTBS、東京メトロが駅街開発
三菱地所とTBSホールディングスが進める「赤坂2・6丁目地区における開発計画」が国家戦略都市計画建築物等整備事業として内閣総理大臣の認定を受けた。両社は東京メトロとも連携し、2棟の超高層ビルを2028年度までに新築。劇場・ホールを新設する他、近隣施設と共にエンターテインメントシティーを形成する。
-
“都市型道の駅”に接続する「メブクス豊洲」で入居開始、街開きは22年4月
清水建設が東京・豊洲で開発を進める「ミチノテラス豊洲」で2021年11月1日、オフィス棟「メブクス豊洲」の入居が始まった。街区全体の街開きは22年4月を予定し、ホテルがオープン。それ以降に都市型道の駅「豊洲MiCHiの駅」も供用を開始する。
-
羽田空港直下に鉄道トンネル、難工事部分をECI方式で23年度着工へ
国交省は、JR東日本が計画中の「羽田空港アクセス線」のうち、羽田空港の敷地内を通るトンネルなどを整備する。施工上の課題が多い開削トンネルの一部を先行して進め、2023年に着工する。
-
旧九段会館の保存に「免震レトロフィット工法」、東急不と鹿島が建物持ち上げ現場公開
東急不動産と鹿島が進める「九段南1丁目プロジェクト(仮称)」で、登録有形文化財である旧九段会館を一部保存・復元する工事が2021年12月に完了する。保存部分には「免震レトロフィット工法」を採用して耐震性を高める。ジャッキアップで建物を持ち上げて柱を切断し、免震装置を入れる工事は大詰めを迎えた。
-
八重洲の超高層3棟目が本格始動、「日八京」連携の20年代新ステージが進む
JR東京駅前の八重洲エリア。超高層タワー2棟の工事が進む中、3つめの大規模再開発事業が本格始動する。八重洲二丁目中地区市街地再開発組合などは2021年10月26日、「八重洲2丁目中地区再開発」の事業を担う同組合の設立を発表した。「日八京」の現況と併せて報告する。
-
東京海上日動ビル本館が解体、レンゾ・ピアノ氏設計の「新・本店ビル」は28年度竣工
東京海上ホールディングスと東京海上日動火災保険は2021年9月30日、丸の内にある東京海上日動ビル本館と新館を一体で建て替える計画をまとめた。建物の設計は、レンゾ・ピアノ氏が主宰するRenzo Piano Building Workshopおよび三菱地所設計が手掛ける。世界最大規模の木造ハイブリッ…
-
銀座一等地のソニーパーク、「公園」の性格受け継ぐ新ビルは高さ34mとコンパクトに
ソニーとソニー企業(東京・中央)は、東京・銀座5丁目の数寄屋橋交差点前で展開してきた「Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)」を2021年9月30日に“一時閉園”。新ビルは高さ34m、地下4階・地上5階建ての施設になると明らかにした。
-
野村不とJR東が芝浦で大規模開発着工、旧東芝ビルを235mのツインタワーに建て替え
野村不動産と野村不動産ビルディング、JR東日本は、国家戦略特別区域計画の特定事業「芝浦1丁目プロジェクト」に、2021年10月1日着工すると発表した。浜松町ビルディング(旧・東芝ビルディング)を建て替え、高さ235mのツインタワーを30年度に竣工する。街区全体でCO2排出量の実質ゼロを目指す。
-
「三鷹天命反転住宅」がクラウドファンディング開始、コロナ禍で修繕計画が苦境に
美術家の荒川修作とマドリン・ギンズがデザインした「三鷹天命反転住宅 In Memory of Helen Keller」が、コロナ禍で苦境に立たされている。荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所は2021年9月13日、大規模な修繕計画を実行するため、クラウドファンディングを開始した。
-
日本橋兜町に複合施設「KABUTO ONE」竣工、分かれて回転する巨大LEDに金融情報
平和不動産と山種不動産、ちばぎん証券は2021年8月24日、東京・日本橋兜町に建設した複合施設「KABUTO ONE」の竣工式を実施し、一部を開業した。アトリウムには金融街のシンボルとして、世界最大規模のキューブ型LEDディスプレーを設置した。
-
内藤廣氏が設計、“用途未定”のコンクリートキューブ「紀尾井清堂」
東京・紀尾井町の角地に、ガラスで覆われた15m角のコンクリートキューブが出現した。高低差がある敷地の1階ピロティにある、多角形の4本柱がキューブを地上約3.6mまで持ち上げ、建物に浮遊感を与えている。
-
「Hi Toilet」と声で操作、手を使わない渋谷区幡ケ谷の「七号通り公園トイレ」
日本財団は2021年8月12日、クリエーティブディレクターの佐藤カズー氏がデザインした真っ白な球形の「七号通り公園トイレ」を東京・幡ケ谷で供用開始した。手を使わず、声で操作する非接触型の斬新なトイレだ。
-
首都高の銀座地下路線は事業費1100億円、日本橋区間と併せて整備
国土交通省などは、東京・日本橋の首都高速道路の地下化に併せて整備する銀座エリアの地下路線について、事業費を約1100億円と見積もった。東京高速道路(KK線)のほぼ真下に延長約800mのシールドトンネルを掘削する。日本橋区間の地下化が終わる2035年ごろまでに整備する。
-
地面から生えた3本のキノコ、伊東豊雄氏の代々木八幡公衆トイレは山手通り沿い
日本財団は、誰でも快適に利用できる公共トイレを東京都渋谷区に設置するプロジェクト「THE TOKYO TOILET」を2020年から展開している。2021年7月16日には建築家の伊東豊雄氏がデザインした「代々木八幡公衆トイレ」が供用を開始した。地面からキノコが生えたような独立したトイレが3棟並ぶ。