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関西で着々と進む鉄道網強化

 それでも、前述したような特殊事例が数多く残る中では、しっかりとした見識を持ち、問題の本質を見極められる技術者の力が欠かせません。知見を持ったベテラン技術者が急速に減りゆく現実に向き合い、その技量をしっかりと伝承していくことも肝要です。

 現在、橋の点検や診断などに従事する人材で、維持補修に関する最低限の教育を受けたり、資格を保有したりする人は、まだ十分な人数ではありません。例えば、直営点検を担う技術者については、半数程度にとどまっています。土木界を挙げて人材育成を急がなければなりません。

 この他、日経コンストラクション11月25日号では、2つの注目プロジェクトを取り上げました。1つは「KANSAI 2025」で紹介した北大阪急行線の延伸事業です。

 大阪の大動脈である地下鉄御堂筋線につながる路線で、地上で大規模に進められている工事の様子は圧巻の一言。トンネル工事や高架橋工事の進捗も見てみたいと思われる方は多いのではないでしょうか。

 さらに巻頭の人気コラム、ズームアップでは、「プレキャスト防液堤で7カ月短縮」と題して、LNGタンクの建設工事を取り上げています。日本のエネルギー戦略で重要な位置付けを占めるLNG。その根幹を支える基盤インフラの構築技術を建設会社が支えている点を、改めて感じていただければと思います。

日経コンストラクション2019年11月25日号のズームアップ「プレキャスト防液堤で7カ月短縮」(資料:日経コンストラクション)
日経コンストラクション2019年11月25日号のズームアップ「プレキャスト防液堤で7カ月短縮」(資料:日経コンストラクション)
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