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 建設関連の業務に携わるベテラン世代にとって、設計や施工といった日常の仕事以外で重要な仕事となっているのが、若手の育成でしょう。若い世代に設計や施工の仕事をするうえで必要な技術のポイントを指導したり、顧客との関わり方を伝えたり。その内容は多岐にわたると思います。

 その際に、世代の差を感じることも少なくないでしょう。いつの時代でもベテラン世代と若手世代との間に埋め難いギャップは存在します。受けてきた教育、育ってきた社会背景などが異なるのですから当たり前です。それでも、コミュニケーションを図っていくうえで大切なのは、相手を知ること、あるいは知ろうとすることです。

 日経コンストラクション2019年12月9日号では、土木の仕事に対する若手の思いを知るうえで役立つコンテンツを2つ用意しました。

 1つは建設会社や建設コンサルタント会社、発注機関で働く若手に焦点を当てた特集「令和を担う若手技術者」です。企画力を発揮して土木やインフラの意義を社会に発信する人や提案力で頭角を現す人、建設現場でエース級の働きをする人など11人を紹介しました。

日経コンストラクション2019年12月9日号の特集「令和を担う若手技術者」(資料:日経コンストラクション)
日経コンストラクション2019年12月9日号の特集「令和を担う若手技術者」(資料:日経コンストラクション)
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 土木は経験の世界とも言われます。それでも、挑戦する意欲や周囲の意見を取り入れる柔軟性、少々の手間をいとわない努力などを持ち合わせていれば、少ない経験を補って余りある成果を打ち出せる。特集で紹介した若手技術者たちは、そのことを証明してくれています。

 例えば、土木のカードゲームを開発してインフラの重要性を社会に伝えている建設コンサルタント会社の社員。学生時代に地方都市を活性化する活動に取り組み、子どもから高齢者まで多様な人の話を聞いてきたといいます。そうした様々な人との交流が、一般の人を巻き込むしなやかな発想に結びついています。

 10年ほど経験を積んできた土木の施工管理の世界から自動化施工の分野に飛び込むゼネコンの社員も紹介しました。一から情報システムや機械を学び、これまでになかった新しい施工にチャレンジしようとしています。