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目前に迫る1級土木の試験制度激変

 特集記事では、建設会社や建設コンサルタント会社などによる資格取得支援の取り組みを紹介するだけでなく、主要な資格の勉強法についてもまとめています。

 このところ、土木系の主要な資格において、試験制度の変更が相次いでいます。2019年度は、技術士やコンクリート診断士の試験内容が、これまでとは大きく変わりました。

 例えば技術士第二次試験では、択一式の問題が廃止され、全て記述式問題に変更されました。試験問題も技術士の資質能力を強く意識した内容に変わっています。

 コンクリート診断士では、診断技術の動向や診断士の心構えなどを論じる問題Aがなくなり、記述式試験は診断士の実務能力を問う内容に絞られました。

 1級土木施工管理技士は2021年度から試験制度が大きく変更される見通しです。現在の「学科試験」「実地試験」の枠組みから、「1次」「2次」といったくくりに再編されます。併せて1次に合格すれば、「技士補」の資格を取得できる制度になる予定です。

 技術士やコンクリート診断士は19年度に試験制度を変えたばかりですから、20年に大きな変更を行うと混乱を招きかねません。普通に考えれば、昨年と似た傾向での出題が続くと考えられます。

 1級土木施工管理技士については、これまでの枠組みでの試験は20年度が最後です。こうした状況を考慮すれば、これらの資格にチャレンジするのであれば、20年が好機だと推察されます。

 ちなみに、日経コンストラクションでは、忙しい技術者の方が通勤時間や現場の休み時間などに1級土木施工管理技士の試験勉強ができるようなeラーニングのコンテンツを現在、制作しています。20年3月中に販売を開始する予定です。

 資格試験はペーパー試験であり、本当の仕事の実力ではない――。そう考える人も少なくないでしょう。それでも、資格がなければできない仕事が多いのは事実ですし、資格取得の勉強をする過程で、頭の中の情報を体系立てて整理したり、文書をまとめる練習ができたりすることもまた事実です。

 資格試験を技術者の力量を高める機会と前向きに捉え、自己研さんや若手の育成に生かしていくのが得策でしょう。

 2月10日号ではこの他、北海道胆振東部地震で発生した液状化被害の復旧工事の現場を取材したズームアップ「宅地下も公費で液状化対策」を掲載しています。道路下から斜めに削孔して宅地下を地盤改良するという前例のない取り組みを、豊富な図とグラビアで解説しました。記事でご確認ください。

日経コンストラクション2020年2月10日号のズームアップ「宅地下も公費で液状化対策」(資料:日経コンストラクション)
日経コンストラクション2020年2月10日号のズームアップ「宅地下も公費で液状化対策」(資料:日経コンストラクション)
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