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 建設工事の現場は、「きつい」「汚い」「危険」がそろった「3K」の職場だ──。そんな声に強く反論できる人は、まだ少ないのではないでしょうか。土日の出勤や長時間労働が必要であったり、砂ぼこりが舞う環境であったり、労災事故が発生したりする現場も、まだまだ存在します。

 建設現場で進む技術革新については、2025年度までに現場の生産性を2割高めるという目標を掲げた「i-Construction」の文脈の印象が強く、仕事の効率面に目を奪われがちです。

 しかし、実際にIoT(モノのインターネット)やロボット、AI(人工知能)といったテクノロジーを積極的に導入している建設会社では、3K職場の汚名を返上する部分を非常に重視しています。

 現場で生じる苦渋作業を減らし、危険な作業に人がなるべく関与しないようにする。そんなふうにして、現場の作業者や建設会社の職員たちが、「働きたい」と感じられるような職場環境を生み出そうと努力しているのです。

 2020年3月23日に発行した日経コンストラクションの特集「さよなら3K」では、経済性や作業効率という分かりやすい文脈で技術の効用を捉えるのではなく、建設現場に入る技術の効用の本質に目を向けるようにしました。職場環境や働き方を変えるツールとして、新技術を見つめ直したのです。

日経コンストラクション2020年3月23日号の特集「さよなら3K」(資料:日経コンストラクション)
日経コンストラクション2020年3月23日号の特集「さよなら3K」(資料:日経コンストラクション)
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