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風船で支える新構造の橋を詳報

 特集で橋の設計にまつわる問題を取り上げた一方、橋の新しい可能性を提示する話題も伝えています。トピックス「風船で支える橋、1日で架かる」です。

 豪雨などが発生し、落橋をはじめとする橋の大規模な損傷が生じた場合、仮橋を設けた後に本設橋を建設するケースがよくあります。一般の方には、仮橋という名前から簡単に架かりそうと考える人も少なくないでしょう。しかし、仮橋の建設には相応の時間がかかります。

 この点に着目し、仮橋を架ける前の応急復旧橋として、ごく短期間で架けられる可能性がある橋の技術導入を、仮設材の専門事業者が検討しています。これまで日本では導入されていないという新構造の橋です。

日経コンストラクション2020年9月28日号のトピックス「風船で支える橋、1日で架かる」(資料:日経コンストラクション)
日経コンストラクション2020年9月28日号のトピックス「風船で支える橋、1日で架かる」(資料:日経コンストラクション)

 桁の下に風船状のチューブを配し、トラス構造の代わりとなるような空気膜を使った新しい構造形式です。スペインの企業が開発した技術で、短工期に加えて、橋の重量が軽いという特長を持っています。土木構造物に膜材を利用しようという挑戦的な試みを、誌面でご確認ください。

 ほかにも、9月28日号は技術面で先進的な取り組みを取材したトピックスを充実させています。コンクリートを題材にした 地産地消と4種灰で初の高耐久床版 と、ビッグデータをテーマに据えた 数千万台のスマホが変える地震速報 です。

 目まぐるしく技術革新が起こっている建設産業界の現実を、改めて感じて頂けるのではないでしょうか。