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グリーンインフラを先導する若手にも期待

 特集で紹介したのは、建設会社や建設コンサルタント会社の技術者だけではありません。国やインフラ企業といった発注機関の技術者、スタートアップの技術者なども取材しました。

 記事に登場する若手には、学生時代からICT関連の研究をしていた人材もいますが、純粋な土木技術の研究や業務に従事していた人も少なくありません。現実には、土木の分野から畑違いの先端技術の分野に挑んでいる人が多いのです。

 当初の専門分野がどうであれ、ICTなどの技術を活用しようとする若手に共通しているのは、その技術で組織全体の業務の生産性を高めようという意欲にあふれている点です。特集記事を読んでいただければ、建設産業を自ら変えていこうという気概を感じていただけるはずです。

 このところ芽生えている新しい価値は、建設DXだけではありません。土木インフラなどと環境との関わり方を改めて問う「グリーンインフラ」という概念も着実に育ってきました。今後はその概念を実践する段階に移っていきます。

 日経コンストラクション10月12日号では、そうした未来を見通すうえでヒントとなる先進事例を紹介する連載「グリーンインフラ実践へ」を始めました。同号では東京都世田谷区における取り組みを解説しています。

日経コンストラクション2020年10月12日号で初回の記事を掲載した連載「グリーンインフラ実践へ」(資料:日経コンストラクション)
日経コンストラクション2020年10月12日号で初回の記事を掲載した連載「グリーンインフラ実践へ」(資料:日経コンストラクション)

 こうした分野も若手が活躍の場を広げられる領域かもしれません。何年か先の日経コンストラクションで、グリーンインフラを先導する若手が名を連ねる特集記事が掲載されていることを期待します。

 新しい価値という点では、日経BPが毎年10月に開催している「日経クロステックEXPO」というイベントを本日から開催します。今年は新型コロナウイルスの影響を考慮し、リアルイベントではなく、インターネット上で実施しています。

 建設や都市の未来、テレワークをはじめとするこれからの働き方に関連した講演を数多く用意しています。関心のある方は、イベントへの参加登録をご検討願います。