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 私が日経BPに入社した頃、日経コンストラクションの年末の特集は例年、建設現場で発生した事故を扱った内容と決まっていました。ただ、私が編集長に就任する前には、既に年末号で事故の特集を掲載するという慣例はなくなっていました。企画がマンネリ化したり、大きな事故を中心に、即座に取り上げることを重視したりした結果だと理解しています。

 特集記事に限らず、弊誌で掲載する事故の記事は読者の方の関心が高く、その内容を参考にしてくださっている読者の数が多いという調査結果が出ています。これは昔から変わりません。日常の業務に潜むリスクを抜かりなく把握していこうという、技術者の方々の安全に対する強い気持ちの表れかと思います。

 ニュースやトピックスといった記事では、少なくとも目立った事故については、漏れや掲載遅れがないよう心がけています。一方で、そこまで大きなニュースにはなっていない、知られざる事故も数多く存在します。そして、そうした事故から学べることもまた、数多く存在するのです。

 そこで、2020年の最後にお届けする日経コンストラクション12月28日号では、建設現場で発生した大小様々な事故を取材した特集を掲載することにしました。題して「建設事故2020 現場の死角」です。

日経コンストラクション2020年12月28日号の特集「現場の死角」(資料:日経コンストラクション)
日経コンストラクション2020年12月28日号の特集「現場の死角」(資料:日経コンストラクション)
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