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最近話題の建設発生土を1級土木の問題に学ぶ

 ワクチン接種の進展などに伴って、経済活動に注力する国は増えています。こうした流れが広がれば、海外における建設事業が息を吹き返す可能性が高まります。日経コンストラクションのアンケートでも、次期の海外土木受注高が増加すると見込む建設会社は47%に達し、減少を見込む18%を大きく上回っていました。社会で話題になるコロナ禍の問題に比べれば、明るい要素が少なからず存在しているのです。

 特集記事ではこうした経営展望だけでなく、各社の売上高や営業利益などを一覧でまとめたランキング表にも注目していただきたいと思っています。特に注視していただきたいのは、建設系資格の保有者数です。もちろん、資格者の数だけで企業の技術力を正確に測れるわけではありません。しかし、資格者数を技術力を測る物差しとする考え方について、真っ向から否定する人は少ないでしょう。

 技術士や土木施工管理技士の数は、組織としての人材育成への頑張りを示しています。土木売上高の近い会社や業態の近い会社とその人数を比べてみれば、自らの組織におけるこれまでの技術者育成の成否を見つめ直せるのではないでしょうか。

 スキルアップという観点では、若手技術者や彼らを指導する技術者向けに、「過去問で攻略!1級土木に学ぶ技術の基本」と題する連載を掲載しています。21年に始めた同連載では、最近話題となっているテーマを取り上げました。建設発生土の利用です。

 建設発生土を活用するための方法やルールを、1級土木施工管理技士の資格試験の問題を通じて解説します。資格取得を目指す若手技術者やその指導者だけでなく、中堅の技術者などにとっても、知識を整理する材料になると思います。短時間で読めるように、図表を駆使して解説したコラムですので、ちょっとした隙間時間を使って、ご確認いただければ幸いです。