2023年、建設業界で働く人にとって影響力の大きい出来事は何でしょうか。「直轄工事でBIM/CIMが全案件で原則適用」「経営事項審査の改正」「中小企業に対する残業の割り増し賃金率の引き上げ」「盛り土規制法の施行」「アナログ規制撤廃の本格化」「道路橋示方書の改定」──。働く職種や専門とする分野によって回答は様々ですが、23年も建設産業にとって大きな変化が起こる年になるのは間違いありません。
23年の建設業界の展望については、日経クロステック特設記事の「編集長が展望する2023年」で少し紹介しましたが、そこでは一般の人に関わりの深そうなキーワードを選んで解説しています。
しかし、5つのキーワードだけでは建設の“プロ”にとっては物足りないはずです。日経コンストラクション年初の号では「2023年どうなる土木」と題して、55個のキーワードを75ページにわたって解説した特集記事を用意しました。
掲載したキーワードの一部を以下に紹介します。アナログ規制撤廃、産後パパ育休、道路橋示方書の改定、インフラDX、PPP/PFI、脱炭素・GX、建設3Dプリンター、重機の自動化、脱炭素型コンクリート、M&A、スタートアップ企業、大阪・関西万博、リニア中央新幹線、関東の道路など。現場での働き方や技術基準の改定動向、最新の技術トレンド、仕事をする上で最低限押さえておくべきキーワードを選びました。
どの記事も1ページまたは2ページで構成しています。自分の仕事に直結するキーワードのパートだけ見る、1年間の建設動向をチェックするために一気読みする、技術士第二次試験の勉強用に年間を通して利用する、就職・転職試験の情報収集用に目を通しておくなど、使い方は自由です。ぜひ仕事などにお役立てください。