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コストの指数は0.1ポイント上昇したが、前月比は変わりなし

 20年8月のS造事務所の工事原価指数(11年=100)は、7月から0.1ポイントとわずかに上昇したが、前月比では変わりなしだった。専門工事別で見ると、電線ケーブルの資材価格が上昇したことにより、電気が0.3%上昇したが、工事原価指数の前月比は変わらなかった。

 前年同月比では、工事原価指数が0.4%下落した。専門工事別で見ると、衛生が3.4%上昇、仕上げが3.3%上昇、空調が2.5%上昇、電気が0.4%上昇。一方で躯体(くたい)が7.2%下落した。変動の主な要因は、鋼材、鉄筋、鉄筋加工組み立て、型枠などの工事費や資材価格の下落である。

 建築費指数のグラフの元データを公開する。建築費指数は、最新2カ月分が暫定値であるため、前月調査時や翌月調査時で値が変わっている場合がある。なお、本文やグラフ中に表記している前月比と前年同月比は、端数処理前の指数値を用いて計算されているため、端数処理後のグラフの元データを用いて計算した値とは一致しない場合がある。(元データは、PDFがこちら、CSVがこちらから入手できる)

横軸は調査時期(資料:建設物価調査会)
横軸は調査時期(資料:建設物価調査会)
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データの見方

基準年の11年を100とする指数で、S造事務所の各種工事のコストを表したもの。工事原価とその主な内訳となる躯体、仕上げ、電気、衛生、空調の工事の指数を示している。工事原価は総工事費から一般管理費を除いたもので、プライスに影響を与える利益などを含まない。建設物価調査会が作成している建築費指数に基づく。最新2カ月分のプライス推計値は暫定値だ。

■建築費指数の詳細はこちらのウェブサイトで確認できる。