全1773文字
PR

蓄電池は提案せず

太陽光発電はどのように利用していますか。

岡本氏:発電した電気は自家消費し、余剰を売電する計画です。12.6kWの太陽光発電設備は、建物内の電力をまかなうことを前提に必要最小限の容量で設定しました。

江口氏:系統電力はほとんど購入していないので、以前入居していた建物の時と比べて光熱費は段違いに減っています。

蓄電池の導入は検討しなかったのでしょうか。

岡本氏:この建物で蓄電池を使う可能性のある時間帯は少なく、設置に要する価格もまだ高い状況です。現時点であえて蓄電池を導入する必要はないと考えました。将来はむしろ、従業員が使う電気自動車に電力を供給する方法が現実的なのではないかと建て主に話しました。

江口氏:将来の使い方を含めて、私たちと一緒の目線で提案してもらっている点にも信頼感を覚えています。

岡本氏:BEMS(ビル・エネルギー管理システム)は入れていません。入居後1年たった時点で光熱費のデータをもらい、エネルギー報告書を作成したいと考えています。

住宅会社として、これからZEBにどう取り組んでいくのでしょうか。

岡本氏:住宅の建て主には、いつもZEHやLCCM(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)住宅を提案しています。同様に非住宅ではZEBを視野に入れることになりますが、木造の新築なら今回のように自社で設計・施工が可能です。鉄骨造などの既存建物の改修では、福岡市の本社をZEB改修した経験を生かしたコンサルティングなども想定しています。

NPOこどもサポート・みんなのおうちの江口竜一理事長(左)とエコワークスの岡本博執行役員部長(写真:守山 久子)
NPOこどもサポート・みんなのおうちの江口竜一理事長(左)とエコワークスの岡本博執行役員部長(写真:守山 久子)
[画像のクリックで拡大表示]