全1857文字
PR

CASBEEやLEEDの知識が不可欠に

建物の環境や健康に関する認証の取得についてはどう考えていますか。

新井氏:「CASBEE(建築環境総合性能評価システム)建築」のSランクと、「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)」の5つ星、Nearly ZEBは取得しました。さらに、健康性能を評価する「CASBEEウェルネスオフィス」のSランクについては2021年秋、米国の建築物環境性能評価制度「LEED」のゴールドは2022年1月頃の認証取得を目指して申請を進めています。

 CASBEEもそうですが、LEEDを取得したいプロジェクトでは早い段階から要件を踏まえて計画を進めていくことが不可欠です。例えば、福井本店では浸透ますを通じて敷地に降った雨を敷地内で処理するシステムとしていますが、これはLEEDへの対応を考えたものでした。同様に室内の換気量も、建築基準法が定める換気量だけでなく、LEEDで求められるASHRAE(米国暖房冷凍空調学会)の基準も満たすように設定しています。

これからは、省エネ基準への適合にとどまらず、CASBEEやLEEDも一種のブランド価値として必要になっていくのでしょうか。

新井氏:外資系企業などからLEEDの取得を求められるケースは既に出ています。設計者、施工者いずれの立場でも、今後はこうした環境認証システムの知識が必須になるのではないでしょうか。

熊谷組の担当者。左から福井本店支配人の西澤雄三氏、建築事業本部建築技術統括部建築環境技術部部長の新井勘氏、設計本部設計第1部設計第2グループ副部長の岩下朗久氏、福井本店作業所作業所長の佐部哲治氏(写真:守山 久子)
熊谷組の担当者。左から福井本店支配人の西澤雄三氏、建築事業本部建築技術統括部建築環境技術部部長の新井勘氏、設計本部設計第1部設計第2グループ副部長の岩下朗久氏、福井本店作業所作業所長の佐部哲治氏(写真:守山 久子)
[画像のクリックで拡大表示]