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利用状況に合わせて再検討

プロポーザルの選定後はどのように計画を詰めていったのでしょうか。

坂尾健一氏(日比谷総合設備LC営業統括本部ソリューションプランニング部主任技師):今回は、外壁と窓ガラスの仕様は前段階の検討で決まっていたため、その後の設計では特に変更していません。主に検討したのは空調の能力です。プロポーザル時の条件をベースに、負荷計算をもう一度やり直して適切な空調機器を選定していきました。

飯尾圭造氏(国際航業コトづくり部事業開発グループREデザイン事業推進担当課長):利用状況に合わせて当初の想定より空調能力を下げ、CO2排出量の少ない機器を選定しました。

坂尾氏:LED化によって照明の発熱量が以前の半分以下に減ることも、空調負荷の低減に結び付いています。

飯尾氏:その他、太陽光発電設備と蓄電池の容量を与条件から変更しました。もともとは10kWの太陽光発電設備と50kWhの蓄電池という想定でした。実際の利用方法を踏まえ、太陽光発電設備を20kWに増やす一方で、蓄電池は30kWhに減らして適正なバランスに見直しています。

屋上に設置した太陽光発電設備の一部(写真:守山 久子)
屋上に設置した太陽光発電設備の一部(写真:守山 久子)
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工事は、室内で業務をしながら進めたそうですね。どのように工夫したのでしょうか。

落合茂氏(日比谷総合設備関西支店営業部門第2営業部担当部長):原則、室内での業務を止めないように工程を調整しました。室内の工事はどうしても業務時間以外になりますから、そうした部分の8割ほどについては、例えば金曜の夜18時から養生、材料の搬入をしておいて、土・日曜日に工事を進めました。外部や屋上などの工事は、できる限り平日に実施しました。

坂尾氏:当社はデータセンターや電算室のある古い事務所ビルの居ながら工事を多く手掛けています。こうした工事では、少しでも物を落とすと大きな事故につながりかねません。経験を積んできたので、今回も安全に工事を進められたのではないかと感じています。

左から日比谷総合設備の落合茂・関西支店営業部門第2営業部担当部長と坂尾健一・LC営業統括本部ソリューションプランニング部主任技師、上郡町役場財政管理課の小田賢・管財係長、国際航業コトづくり部事業開発グループの飯尾圭造・REデザイン事業推進担当課長と福田敦信・REデザイン担当部長(写真:守山 久子)
左から日比谷総合設備の落合茂・関西支店営業部門第2営業部担当部長と坂尾健一・LC営業統括本部ソリューションプランニング部主任技師、上郡町役場財政管理課の小田賢・管財係長、国際航業コトづくり部事業開発グループの飯尾圭造・REデザイン事業推進担当課長と福田敦信・REデザイン担当部長(写真:守山 久子)
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