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「LEED」のGOLDも取得

 創エネでは、140kWの太陽光発電と水素エネルギー利用システムを組み合わせた。水素エネルギー利用システムは、太陽光発電の余剰電力を水素に変換して貯蔵し、必要に応じて発電する。太陽光発電を無駄なく使い、非常時のBCP対策にも活用する仕組みだ。

屋上の太陽光パネル。屋根上いっぱいに敷き詰めた(写真:守山 久子)
屋上の太陽光パネル。屋根上いっぱいに敷き詰めた(写真:守山 久子)
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水素エネルギー利用システム「Hydro Q-BiC」。水素蓄エネルギー容量は2000kWh(写真:清水建設)
水素エネルギー利用システム「Hydro Q-BiC」。水素蓄エネルギー容量は2000kWh(写真:清水建設)
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水素エネルギー利用システムの仕組み。環境省の「2019年度水素を活用した自立・分散型エネルギーシステム構築事業」に採択された(資料:清水建設)
水素エネルギー利用システムの仕組み。環境省の「2019年度水素を活用した自立・分散型エネルギーシステム構築事業」に採択された(資料:清水建設)
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 この他、熱源用のアースチューブや雨水利用など、自然エネルギーを随所で活用した。これらの技術を組み合わせた結果、一般オフィスに比べた消費エネルギーの削減量は照明24%、換気9%、空調39%、合計で72%。創エネ効果を含めた削減率は101%となった。BELSのZEBに加えて米国の環境性能認証制度「LEED」のGOLDランクを取得し、健康性能認証「WELL」取得もめざしている。

エネルギー収支効果。一次エネルギー消費量が正味ゼロまたはマイナスとなるZEBを実現(資料:清水建設)
エネルギー収支効果。一次エネルギー消費量が正味ゼロまたはマイナスとなるZEBを実現(資料:清水建設)
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建築概要
清水建設北陸支店新社屋

  • 所在地:石川県金沢市
  • 地域区分:6地域
  • 建物用途:事務所等
  • 構造・階数:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、地下1階・地上3階建て
  • 延べ面積:4224m2
  • 発注・設計・施工者:清水建設
  • 完成:2021年4月