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「ダメ工事」を自ら受け入れていないか

 顧客とのトラブルについて2月号ではもう1本、現場の養生トラブルをテーマにしたリポート「ダメ工事の根は元から断て」も掲載しました。住宅の新築やリフォームで引き渡し前に完成箇所に傷を付けてしまった――。こうしたいわゆる「ダメ工事」も、顧客からの深刻なクレームにつながりかねない点で、特集で紹介した顧客トラブルの事例と一脈を通じる部分があるでしょう。

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 記事でも触れていますが、補修技術が進歩していることなどが背景にあるのか、近年は顧客に対して「傷が生じても直せばいい」といった姿勢を隠さないプロもいるとか。これは明らかに本末転倒と言わざるを得ません。大切なのはいかに傷を付けないで引き渡すかであり、そのために様々な工夫を凝らすのが、プロの“本懐”ではないでしょうか。

 記事では、傷補修に加えて工務店・住宅会社向けに傷を生じさせないためのコンサルティング業務などを展開する専門会社による指摘のほか、施工中の傷を根絶するために地域工務店が実践している工夫例も詳しく紹介しています。自社の現場管理に死角はないか、特集とともに、この記事も考察のヒントにしていただければ幸いです。