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災害の被災事例から得られる知見

 危機管理力を養ううえでは、災害の被災事例から得られる知見も有益です。日経ホームビルダー5月号のリポート「豪雨災害の新たな知見 高気密住宅が浸水で浮く」は、2019年の台風19号で深刻な水害に見舞われた長野市の住宅被災例を取り上げました。焦点を当てたのは、堤防の決壊箇所近辺に立っていた木造住宅で、周辺の浸水で基礎ごと浮いて流れたという複数の事例です。

(写真:長谷川 順一、日経ホームビルダー)
(写真:長谷川 順一、日経ホームビルダー)
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 これらの被災住宅におおむね共通するのは、「高気密仕様」「基礎断熱を採用」という点です。記事では、建築構造の専門家が解析した浮力の発生メカニズムや、こうした浮き上がりを防ぐ提案を紹介しています。水害時の被災パターンとしては、立地条件や建築仕様の違いなど、全ての住宅に当てはまるケースではないかもしれません。しかし、家づくりに関する技術的知見という点で、プロにとって押さえておきたい情報ではないかと思います。