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マスク着用は本当に熱中症リスクなのか?

 今号は特集をもう1本、特集2「マスクは熱中症の敵か」もお届けします。コロナ禍の影響が社会全体に及んでいるなか、この夏は現場の感染対策に苦労された読者の方も多いのではないでしょうか。作業中のマスク着用はどの程度、熱中症に影響するのか──。熱中症のメカニズムを踏まえたうえで、日経クロステックの浅野祐一・建設編集長(前日経ホームビルダー編集長)と私が、建築現場で独自の実験を実施。その結果を通じて、コロナ対策としてのマスク着用と熱中症リスクとの関係を、私たちなりに考えてみた記事です。

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 実験結果を端的に言えば、マスク着用が即、熱中症を誘引する身体の深部体温上昇につながるというデータは、得られませんでした。もちろん私たちは研究機関や試験機関ではありませんし、有識者の助言を踏まえたとはいえ、実験結果は技術的・学術的にオーソライズされたものではありません。ウィズコロナの時代に、現場でのリスクを少しでも軽減する研究が専門家の手でさらに進むことを願って、一つの投げかけになればと思っています。