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2020年に向けて:東京メトロの新駅開業も

 2014年に虎ノ門ヒルズ 森タワーを完成させた森ビルは、隣接する北側に虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー、南側に同レジデンシャルタワーの建設を進める。それぞれ19年、21年に完成する。20年度内にはその西側に、東京メトロ日比谷線としては56年ぶりの新駅が開業する。新駅の南側、神谷町駅との間には森トラストによる東京ワールドゲートが建設中で、20年に完成する。

 浜松町駅周辺では、竹芝地区開発計画、および竹芝ウォーターフロント開発計画が20年に完成し、海側ににぎわいの核が生まれる。23年度、29年度に順に完成する合計延べ面積約55万m2のツインタワー「芝浦1丁目計画」も注目プロジェクトで、駅周辺の各地区が機能連携するビジョンが描かれている。

虎ノ門ヒルズ全体の完成予想パース(出所:森ビル)
虎ノ門ヒルズ全体の完成予想パース(出所:森ビル)
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港区内で進行中の主要大規模開発プロジェクト
港区内で進行中の主要大規模開発プロジェクト
「東京大改造マップ2018-20XX」で調査対象となった港区内の大規模開発プロジェクト(延べ面積1万m2以上、全60件・総面積558万4173m2)のうち、延べ面積10万m2以上のものを挙げた(完成年月順)。色付きのセルは「東京大改造マップ」で紹介しているプロジェクトで、本記事はこれに基づいている。六本木5丁目西地区再開発、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー(虎ノ門1・2丁目地区再開発)の総面積は調査時点で未公表だったため、計算から除外している(資料:日経アーキテクチュア)
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2020年を超えて:新たな街を緑と歩道で結ぶ

 虎ノ門新駅と直結する虎ノ門ヒルズ ステーションタワーは22年度内の完成を目指す。4つのタワーは地上2階レベルで結ばれ、職住一体のウオーカブルな街が実現する。虎ノ門ヒルズ周辺の開発が完了すれば、総延べ面積80万m2の国際ビジネス拠点となり、六本木ヒルズに匹敵する規模に拡大する。

 さらに、その南側で森ビルなどは、全7街区、総延べ面積約81万9600m2に及ぶ虎ノ門・麻布台地区の再開発(組合施行)を計画している。22年度には完了し、虎ノ門から麻布台までの再開発街区が、沿道の緑でつながれる。

公表されている「虎ノ門・麻布台地区」再開発の計画概要から。高さ約330m、約270m、約240mの超高層3棟を含む、都内随一の大規模開発プロジェクトだ(出所:首相官邸ホームページ「国家戦略特別区域会議東京都都市再生分科会」2017年1月10日)
公表されている「虎ノ門・麻布台地区」再開発の計画概要から。高さ約330m、約270m、約240mの超高層3棟を含む、都内随一の大規模開発プロジェクトだ(出所:首相官邸ホームページ「国家戦略特別区域会議東京都都市再生分科会」2017年1月10日)
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市街地再開発事業の対象となる「虎ノ門・麻布台地区」一帯(撮影:大山 顕)
市街地再開発事業の対象となる「虎ノ門・麻布台地区」一帯(撮影:大山 顕)
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市街地再開発事業の対象となる「虎ノ門・麻布台地区」一帯(撮影:大山 顕)
市街地再開発事業の対象となる「虎ノ門・麻布台地区」一帯(撮影:大山 顕)
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 次ページ以降では、虎ノ門・浜松町エリアで進行している大規模開発プロジェクトのうち10件を完成間近のものから順に詳しく紹介する。キャプションで示す各データは「1.所在地 2.発注者、事業者 3.設計者 4.施工者 5.着工時期 6.竣工・完成時期 7.主構造 8.階数 9.延べ面積」を示している。なお主構造の項目に記載しているRC造は鉄筋コンクリート造、S造は鉄骨造、SRC造は鉄骨鉄筋コンクリート造の略。