2018年1月3日に公表されたCPUの脆弱性問題。日経 xTECHが独自に実施した調査から、ITシステムの利用者や提供者の9割超が重大さや影響範囲の広さに不安を覚えていることが分かった。
CPU脆弱性問題はIT業界にどんな影響を与えたのか。独自調査の結果を基に、一連の事件を多角的に分析する。
2018年1月3日に公表されたCPUの脆弱性問題。日経 xTECHが独自に実施した調査から、ITシステムの利用者や提供者の9割超が重大さや影響範囲の広さに不安を覚えていることが分かった。
CPU脆弱性問題はIT業界にどんな影響を与えたのか。独自調査の結果を基に、一連の事件を多角的に分析する。
日経 xTECHは各ベンダーが公表している情報や取材をもとに、CPU脆弱性に対する各ベンダーの対応状況をまとめた。ユーザー企業は各社の対応や修正パッチの検証動向と、脆弱性を使ったサイバー攻撃を受けるリスクを冷静に見極めながら、対策の方針を決める必要がある。
2018年1月にCPU脆弱性の問題が明らかになって以降、多くのパソコン(PC)利用者やITシステム管理者が混乱に巻き込まれた。日経 xTECHが独自に実施したCPU脆弱性問題の影響調査では、拙速なソフトウエア更新が新たなトラブルを招くなど、現場で苦しむIT関係者の声が集まった。
CPUの脆弱性問題が発覚し、更新ソフトウエアが配布されて以降、パソコン(PC)利用者の約2割が「PCの動作に問題が起きた」と考えている。業務システムを動かすサーバーについては性能低下や意図しない再起動の問題とリスクを天秤にかけてソフトウエア更新を慎重に進めるケースが多い。日経 xTECHが実施した…
お正月気分が抜けきらない2018年1月3日に公表されたCPUの脆弱性問題。その影響範囲は、PCユーザーやITシステムを活用している企業、システム開発を手掛けるIT企業、クラウドサービス事業者など多岐にわたる。では実際に、どのような影響が出ているのか。現場で何が起きているのか。日経 xTECHの独自…