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データの分析にAIを活用していますか

 AIはあえて活用していません。教師データが正しくなければ、不正確な情報を提供することになってしまうからです。健康アドバイスを出す際には、薬学的な知見を基に患者の状況に応じた精度の高い情報を、条件分岐によって提供できるようにしています。

(写真:加藤康)
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 機械学習などのエンジニアは社内にいますが、どういうデータがあれば、より良く改良できるかなどを研究しています。どの健康アドバイスが好評かを分析したりもしています。AIは手段であり、現場の課題を解決できなければ意味がないのです。AIでなければ解決できない課題があれば導入していきます。

他社にマネされないように特許を取得していますが、それだけで十分でしょうか

 薬局に着目するという独自のアプローチで話題になったことで、大手企業もこうした需要があると気付いたはずです。すぐにマネされないようにするのに、特許は有効だと思っています。ただし特許は抑止力の一部でしかありません。特許を取得したから安心だとは全く思っていません。

(写真:加藤康)
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 他社の追随を振り切るためには、成長し続けるしかないと思っています。つまり患者に価値を提供できるインフラやサービスを、いかに早く整備できるかにかかっているのです。スタートアップの強みは、常に突き進められることです。そこに対して資金を調達しやすい環境になっています。優秀な人材を集めて一気に作り上げることが、優位性を保つことにつながります。