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デジタル化で成果を上げる顧客企業を増やすためには、IT関連サービスを提供するだけでは不十分であり、サービスを使いこなすためのアドバイスに力を注ぐ必要があると思うのですが。

 その通りです。とても重要な点であり、私が常々考えているテーマの1つです。

 この件については、日本でのビジネスの方法が良い例だと思っています。ご存じの通り、日本市場でのマイクロソフトのビジネスは、システムインテグレーターやソフト開発会社から成るパートナーが主導して展開しています。日本での成功は、当社の製品・サービスを顧客企業に提供するパートナーによるものとも言えるわけです。

(撮影:村田 和聡)
(撮影:村田 和聡)
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 これまで築いたパートナー企業との関係は、我々にとって大きなアドバンテージです。今後もこれを継続しつつ、新たなスキルを備えた開発者や専門家、コンサルティング会社などとの関係を作り上げながら、マイクロソフトの技術を活用する産業の領域を広げたり、事例を増やしたりしていきます。

成熟したテクノロジーカンパニーの姿とは

 

 我々の使命は、テクノロジーによって、社会に良いインパクトをもたらすことです。クラウドやエッジ、AIのような新技術を活用して、日本の顧客企業がデジタル変革を進め、ビジネスで成果を出してもらいたいわけです。

 そのためには、有効なテクノロジーをコモディティー化し、全ての人々が使いやすくならないといけません。企業や組織の大小などに関係なく、誰もがデジタル変革でメリットを得られるような世界にする。この理想に向けて、マイクロソフトは様々な面からビジネスを強化していきます。

ITの世界では、GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン・ドット・コム)の存在感が大きくなっています。一方GAFAが、社会と軋轢(あつれき)を生むケースも出ていますが、状況をどう見ていますか。

 デジタルテクノロジーが重要になればなるほど、我々のようなテクノロジーカンパニーが、プライバシーやサイバーセキュリティー、AIの倫理といった観点で、社会から厳しい目で見られる。このことは避けて通れません。

 プライバシーやサイバーセキュリティー、AIの倫理という課題全てについて、マイクロソフトが答えを持っているわけではありません。それでも、先ほどお話しした通り、様々な企業や組織と力を合わせて、様々な課題を解決すべく取り組んでいます。

 社会に対する責任を果たすために、皆で一緒に考えていきましょう。こうした姿勢で物事を進めることこそが、成熟したテクノロジーカンパニーの姿のように思います。