
インタビュー
目次
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連携が進むオリンパスのものづくり、変革が社内の「壁」を破壊
最高製造供給責任者(CMSO)インタビュー(後編)
企業変革プラン「Transform Olympus(トランスフォームオリンパス)」を打ち出し、2023年3月期(2022年度)通期の目標として掲げた営業利益率20%以上に向けてまい進してきたオリンパス。では、ものづくりの中心を担う製造や調達の部門はどのように変わったのか。同社執行役最高製造供給責任…
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コスト競争力と回復力が利益の源泉、オリンパス製造・調達トップを直撃
最高製造供給責任者(CMSO)インタビュー(前編)
企業変革プラン「Transform Olympus(トランスフォームオリンパス)」を打ち出し、2023年3月期(2022年度)通期の目標として掲げた営業利益率20%以上に向けてまい進してきたオリンパス。では、ものづくりの中心を担う製造や調達の部門はどのように変わったのか。同社執行役最高製造供給責任…
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「人材育成が滞る日本の宇宙開発」、科学技術ジャーナリスト松浦氏の危惧
打ち上げ失敗が相次ぐ日本の新型ロケット。我が国の宇宙開発を取り巻く現状をどう見ればいいのか。関連取材を30年以上続ける科学技術ジャーナリストの松浦晋也氏に、四半世紀の動きを振り返ってもらった。
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NVIDIAが「GTC」で打ち出した新施策、生成AIやクラウドを重視
米NVIDIA(エヌビディア)は、2023年3月に開催した自社イベント「GTC 2023」で、生成AI(人工知能)や演算処理効率化などに関する新たな施策を打ち出した。その詳細について、同社製品や技術の専門家として社外への情報発信を担う澤井理紀氏(エヌビディア日本法人テクニカルマーケティングマネージ…
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計算科学人材が集まり切り捨てた事業は交渉力を強化、レゾナックの「脱日本的経営」
髙橋社長兼CEOインタビュー(後編)
2023年1月1日、レゾナック・ホールディングス(以下、レゾナック)が発足した。昭和電工と昭和電工マテリアルズ(旧日立化成)が経営統合して再スタートを切った会社だ。新会社を率いる髙橋秀仁社長兼最高経営責任者(CEO、以下髙橋社長)は「超選択と集中」のカードを切った。世界トップクラスの機能性化学メー…
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過小評価された高学歴技術者を活かす、レゾナック社長が明かす「超選択と集中」の神髄
髙橋秀仁社長兼CEOインタビュー(前編)
2023年1月1日、レゾナック・ホールディングス(以下、レゾナック)が発足した。昭和電工と昭和電工マテリアルズ(旧日立化成)が経営統合して再スタートを切った会社だ。新会社を率いる髙橋秀仁社長兼最高経営責任者(CEO、以下髙橋社長)は「超選択と集中」のカードを切った。総合化学メーカーの幕を下ろし、…
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「ゴーンの遺産で日産・ルノー共に身動き取れず」、アナリスト中西氏
出資比率にゆがみのあった日産自動車とフランスRenault(ルノー)が、提携関係の見直しで合意した。日仏連合(アライアンス)が誕生した1999年当初から動向を分析してきたナカニシ自動車産業リサーチ代表アナリストの中西孝樹氏に、今後の展開を聞いた。
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ここまで来た「ペロブスカイト太陽電池」、京大発ベンチャーに聞く開発の最前線
メガソーラービジネス・インタビュー
次世代の太陽電池として、液状の材料を塗布して作った薄膜で形成するペロブスカイト太陽電池に注目が集まっている。結晶シリコン型よりも高いとされる変換効率の可能性や、曲げやゆがみに強くて軽い利点を生かした新たな応用分野の広がりが見込めること、さらに、印刷の技術で量産できる低コスト製造の可能性も期待される…
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“在庫は悪”から転換、「カギは生産現場のデジタル化に」日工会稲葉会長
日本工作機械工業会 会長 稲葉善治氏
景気動向の影響を真っ先に受けるとされる工作機械業界。特に近年は、相次ぐ不測の事態で業績が激動している。台湾有事の可能性が示唆されるなど高まる地政学的リスクに対して、強靱なサプライチェーン構築が製造業共通の課題となっている。今後の対応を、日本工作機械工業会会長の稲葉善治氏に聞いた。
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でんき予報100%超の理由とは、電力需給ひっ迫警報・広域予備率解剖
電力広域的運営推進機関インタビュー(第3回)
電力の安定供給のキーワードである「予備率」と監視体制について電力広域的運営推進機関に聞く本連載。最終回となる第3回は、実需給の2週間前から当日までの発電所の能力が足りているかを検証する「広域予備率」をについて聞いた。
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電力需給見通しとは、予備率3%は「経験的な需要のぶれ」
電力広域的運営推進機関インタビュー(第2回)
電力の安定供給のキーワードである「予備率」と監視体制について電力広域的運営推進機関に聞く本連載。第2回は、夏冬のピーク需要を賄う発電所が足りているかを検証する「需給見通し」をについて聞いた。
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予備率の意味と燃料監視の現在地、広域機関に聞く
電力広域的運営推進機関インタビュー(第1回)
「予備率が3%に足りない」。電力需給ひっ迫のこんなニュースを目にすることが日常の風景になりつつあるが、そもそも予備率は何なのか。安定供給はどのように監視されているのか。電力広域的運営推進機関に聞いた。
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「公道より先に工場で自動運転を」eve autonomy、無人搬送の効果証明
eve autonomy 代表取締役CEO 米光 正典氏
ヤマハ発動機と自動運転のティアフォー(名古屋市)が共同で、ゴルフカート改造の自動運転車で工場敷地内の搬送を無人化。その技術を基に、eve autonomyが車両や運行システムを一括でサービスとして提供する。車両の工夫と工場内ルールの両面で安全性を確保し、公道での自動運転よりも先に実績の積み重ねを狙…
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「日本の競争力低下につながる」、欧米に後れる3Dプリンター活用
年々市場が拡大している3Dプリンター〔付加製造(AM)装置〕。日本でも利用が増えつつある一方、欧米と比較すると普及は遅れている。3Dプリンターは高機能製品の製造も可能にする技術だ。金属3Dプリンターの権威である近畿大学次世代基盤技術研究所特任教授の京極秀樹氏は「普及の遅れは日本の産業競争力低下につ…
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「鉄道の安全にこそ情報技術を」鉄道総研会長の向殿氏
フェイルセーフの原理をはじめ、安全の研究をライフワークとする明治大学名誉教授の向殿政男氏。人間、技術、組織の3者が補う「協調安全」の推進を目指す中で、鉄道開業150周年の節目に、鉄道総合技術研究所のトップを務める。安全の追求は、経験に頼るだけではなく理論的枠組みが必要であり、情報通信技術の活用も進…
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「次世代を担うハード起点サービスはGoogleには作れない」、VAIO発企業の確信
VFR 代表取締役社長 湯浅浩一郎氏
高成長が期待される産業ドローン市場で、黒子的な存在ながら注目されている企業がある。ソニーグループ(当時はソニー)のパソコン事業からスピンアウトして誕生したVAIO(長野県安曇野市)が2020年3月に設立したVFR(東京・渋谷、当時は子会社で現在は関連会社)である。
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誰でも簡単にホームネットワークを導入、統一規格「Matter」のインパクト
スマートホームの世界統一規格「Matter(マター)」のバージョン1.0の仕様が、2022年10月4日に公開された。世界の有力企業が協力して推進したMatterは、これまで理想が先走っていたスマートホームを普及させる原動力になるのか。
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外装で足を長く見せた巨大4足歩行ロボ、デザインはガンダムの絵師
三精テクノロジーズが開発した巨大4足歩行ロボットの外装デザインを手掛けたのは、「機動戦士ガンダム」や「スター・ウォーズ」をはじめとするプラモデルのボックスアートなどを描き、声優としても活躍する天神英貴氏。ロボット愛好者で、実は学生時代にロボット工学を専攻していた。デザインと工学の両方の知見を持つ同…
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予測できないエネルギーの未来に備える方法、JERA可児副社長に聞く
可児行夫・JERA副社長インタビュー(後編)
日本最大の発電事業者、JERA可児行夫副社長インタビューの後編。前編「火力退出に燃料不足、安定供給の担い手は誰?」では、JERA設立の背景から現在の電力不足への考えを聞きました。後編のテーマは不確実な時代を生き抜くJERAの戦略です。
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組み立て後1週間で歩いた巨大4足ロボ、背後には柔軟な制御ソフト
アスラテック取締役チーフロボットクリエイターの吉崎航氏に聞く
三精テクノロジーズが主体となり、2022年9月に開発した人が乗れる巨大4足歩行ロボットは、組み立て後わずか1週間程度で歩き始めた。その歩行をつかさどるのがアスラテック(東京・港)のロボット制御用ソフトウエア「V-Sido(ブシドー)」だ。同ソフトの開発者で同社取締役チーフロボットクリエイターの吉崎…